【エルサレム高橋宗男】イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区侵攻で、フランスと共同で停戦案を出し、調停を仲介するエジプトとイスラエルの協議が9日行われた。だが、エジプト・ガザ境界の管理を巡り、両国の意見の相違が際立った。
ロイター通信によると、イスラエルが境界のエジプト側への国際部隊展開を要求しているのに対し、エジプトは国際技術支援を受けて同国軍が展開すると主張している。
一方、イスラエル軍は9日夜もガザ地区を攻撃。先月27日の空爆開始後のパレスチナ人死者は800人に上っている。
毎日新聞 2009年1月10日 東京夕刊