【エルサレム=井上道夫】パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍が市民の避難所になっているガザ北部ジャバリヤの学校を砲撃して約40人が死亡した事件で、学校を運営する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は9日、朝日新聞の取材に対し、「イスラエル軍が誤って攻撃したことを認めた」と語った。
UNRWAのムシャシャ報道官によると、イスラエル軍は、UNRWAに対し「学校の中にイスラエル軍に向け砲撃したテロリストはいなかった」と説明したという。イスラエル軍は当初、「イスラエル軍を狙った迫撃砲が同校から発射されたことに対する反撃だった」との声明を公表し、攻撃の正当性を主張していた。
イスラエル軍の報道官は9日、朝日新聞の取材に対して、「学校近くの建物から攻撃されたことに対する反撃だった」と説明した。