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中国製100兆ビットスパコン誕生

2009年1月7日15時42分

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▽100兆ビットスパコン、世界で2例目

 世界のスーパーコンピューター上位500台ランキングがこのほど発表された。それによると、マイクロソフト社のオペレーティングシステム(OS)「Windows HPC Server2008」を搭載した中国産スパコン「曙光5000A」は、理論ピーク性能で毎秒233兆4700億フロップス、リンパックベンチマークで毎秒180兆6千億フロップスの性能でトップ10入りした。こうした100兆ビット級スパコンの開発に成功したのは、米国に次いで中国が世界で2番目となる。

 中国科学院(科学アカデミー)計算技術研究所高性能計算研究センターの趙暁芳主任によると、同スパコンは上海超級計算センターに置かれており、応用性と操作性を兼ね備えたものだという。

▽スパコン、家庭用パソコン33年分の仕事を1日で処理

 上海超級計算センター高性能計算技術部門の姚継峰総監によると、100兆ビットスパコンが一日に処理する内容を家庭用パソコンで処理しようとすれば約33年がかかるという。「曙光」シリーズは1号からスタートし、その後1000、2000、3000、4000と進化して現在の5000Aに到達した。ピーク性能は毎秒25億ビットから毎秒200億ビットを経て、さらに毎秒100兆ビットに向上した。こうして中国の高性能コンピューターの歴史は絶えず書き改められている。

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