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7900万着服で懲戒解雇 秋田信金職員、10年以上
秋田市の秋田信用金庫の本店に勤務していた男性職員(52)が、10年以上にわたり顧客の定期預金を解約するなどして着服し、昨年12月に懲戒解雇されていたことが8日、分かった。被害総額は約7900万円とみられ、同信金は秋田県警に被害届を出す予定。
同信金によると、元職員は平成7年から昨年11月の間、顧客約20人に「新発売される良い利率の定期預金に換えた方がいい」と持ち掛け、約50回にわたって定期預金を解約させるなどし、現金を着服していた。
着服した金で穴埋めを繰り返しており、発覚時に穴埋めしていない額は約2100万円だった。元職員と親族が約1000万円を払い、同信金が残る約1100万円を立て替えて顧客に弁済した。
同信金によると、元職員は着服した金はパチンコなどの遊興費や、借金の返済に充てたと話したという。