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中沢あきらめん!大宮が1億5000万円用意

Jリーグ・アウォーズでベストイレブンに選ばれ、インタビューに答える横浜・中沢佑二(右から2人目)
Jリーグ・アウォーズでベストイレブンに選ばれ、インタビューに答える横浜・中沢佑二(右から2人目)
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 大宮が横浜の日本代表DF中沢佑二(30)の獲得に向けて、年俸1億5000万円(推定)の3年契約の巨額オファーを用意したことが22日、分かった。高原(浦和)の1億4000万円を上回る現役Jリーガーの日本人最高年俸。関係者によると出場給などの出来高や、親会社NTTの広告事業に関連した契約を含めると年間総額約2億円のオファーになるという。すでに年俸1億2000万円を提示していたが、横浜も同等の金額で慰留しているため条件面を見直した。

 中沢は今季で横浜との契約を満了。30歳を迎えて移籍金が発生しないこともあり、複数のクラブが興味を示している。浦和はオファーを見送ったが、一度は獲得断念の方針を固めた神戸は方向を転換。大宮、神戸、横浜の3クラブによる争奪戦が繰り広げられている。中沢はこの日、Jリーグアウォーズに出席。これまでは横浜残留に前向きな姿勢を示していたが「重要な決断なので焦らずに決めたい」と心は揺らいでいる様子だ。

 大宮はすでに、中沢と代理人の田辺氏と接触。渡辺社長、来季監督に就任する張外龍(チャン・ウェリョン)氏が直接出馬して熱意を伝えた。渡辺社長は「絶対に必要な選手。誠意は伝えた」と明言。今後は専用の練習場の建設に着手するなど代表選手の受け入れに向けた環境を整えていく。世界的な金融危機の中、異例の大型提示で日本最高DFの獲得に全力を注ぐ。

[ 2008年12月23日 ]

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