J1神戸が来シーズンの新戦力として、岡田ジャパンの“得点王”横浜MのMF・山瀬功治(26)の獲得を検討していることが17日、分かった。今季は腰痛を抱えるボッティや古賀、朴らケガ人が続出。日本代表FW大久保らの得点力を生かしきれず、現在12位と低迷している。手薄な中盤の戦力として、獲得候補の上位に山瀬功をリストアップし、一気に大幅な戦力アップを狙う。
ドリブル突破に定評があり、岡田ジャパン最多タイの4得点と決定力も兼ね備える山瀬功の能力を神戸は以前から高く評価。獲得には推定年俸4000万、移籍金約2億4000万と計3億円近くが必要となるが、複数年契約を含めた破格の条件を検討している。
クラブは12月6日のリーグ戦最終節終了を待って、本格的に獲得に乗り出す方針。山瀬功以外にも、日本代表DF中沢佑二(横浜M)、MF香川真司(C大阪)らをリストアップしている。
6日のサポーターズミーティングで、和田統括本部長は「日本代表クラスの補強も必要。アジアCL出場できるような、リーグで3位以内に入れるような構成にする」と来季の大型補強を示唆。10年アジアCL出場、15年のクラブW杯出場と具体的な目標に向けてクラブ強化に取り組むだけに、日本代表クラスの補強は不可欠となってくる。