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情報流出対策職員“赤恥”…自身半裸写真など流出

 ファイル交換ソフトによる情報流出対策を指導する立場の独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA、東京・本駒込)に所属する30代男性職員が、自らファイル交換ソフトを使用して違法ダウンロードを繰り返したあげく、自身の恥ずかしい写真を含むデータを多数流出させていたことが5日までに分かった。IPAは情報流出被害に関する相談窓口を開設、安全なパスワード設定方法などを指導しているが、“灯台もと暗し”とも言える職員の失態に、関係者の衝撃は大きい。

 ファイル交換ソフトを通じて職員の個人パソコンから流出したデータは1万件以上。その中には人気アニメや有名芸能人のほか、複数のAV女優、「無修正」「ごっくんゴックン」「輪姦倶楽部」といったハレンチワードがズラリ。さらに、過去の有名な流出事件の被害女性の画像を鑑賞していた形跡や、知人女性と性行為後に撮影した互いの半裸画像、結納時の集合写真も流出した。

 IPAは産・学・官が連携し、国の施策にもとづいた情報セキュリティー対策を推進する経済産業省系の独立行政法人。サイトではファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」に関する「緊急相談窓口」を開設しているほか、「破られないパスワード」の設定方法も“指導”している。だが、職員の指導は不十分だったようで、データを流出させたうえ、パスワードでロックされていた一部のデータも、簡単に破られてしまった。

 この職員は早大政経学部卒。インターネット技術に関する卒論で表彰され、プログラミングに関する専門書も執筆している“専門家”。複数のソフト会社を経てIPAに勤めていた。

 IPAの担当者は夕刊フジの取材に対し、「事態を把握したのは4日の深夜。職員本人に、流出が間違いないことも確認した。職員は非常に動揺し、反省している。5日に再度事情聴取するが、脇が甘かったと言われれば返す言葉もない。陳謝申し上げるとともに、再発の防止に全力を尽くしてまいります」と謝罪した。

ZAKZAK 2009/01/05

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