このブログは桜井淳水戸事務所と桜井淳カリフォルニア事務所の(1)業務内容(2)桜井淳個人情報(3)米国での活動内容(4)専門家養成のための学術セミナー開催案内等を掲載するHP代わりの硬いブログです。スタッフが交替で最新情報の更新や新項の追加をしています。 各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容紹介(b)桜井所長学歴(c)哲学(d)著書(e)学術セミナー(f)米国での活動内容等、情報の価値が分かります。ここに記載した情報の信頼性は、他のいかなる組織・団体・文献・電子情報よりも、格段に高く、すべての判断基準になります。情報の信頼性については両事務所のスタッフがすべて責任を負います。著作権・情報のオリジナリティを確保するため、本ブログの内容のコピー・事実関係の引用・電子媒体へのリンク等は、すべて禁止します。不正行為を確認した場合には米国感覚で法的手続きを行います。事務所への連絡・メッセージは、各項の欄外のメールマークをクリックすれば、わかるように、アメーバ会員に手続きすれば、誰でも、自由にできます。ただし、送信者の身元は、サイバーエージェントによって管理されています。

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2009-01-03 18:49:12 stanford2008の投稿

「第9回技術の社会構成論セミナー」開催案内

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「第9回技術の社会構成論セミナー」開催案内



(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要


10:00-11:00 科学論・技術論・安全論の現在(金森修・中島秀人編著『科学論の現在』と講師の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
11:00-12:00 科学技術社会論の現在(小林傳司編『公共のための科学技術』と講師の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
13:00-14:00 技術の社会構成論(Wiebe E.Bijker : The Social Construction of Technology Systems, MIT Press(1989)と講師の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
14:00-15:00 日本の原子力安全規制論(日本科学技術社会論学会論文誌『科学技術社会論研究』原著論文「日本の原子力安全規制策定過程におけるガバナンスの欠如」No.5, pp.155-169(April, 2008)を基に論理化)
15:00-16:00 原子力技術の社会構成論(日本科学技術社会論学会論文誌『科学技術社会論研究』原著論文「原子力技術の社会構成論―米国と日本の比較構造分析―」を基に論理化)
16:00-17:00 自由討論


(3)担当者 桜井 淳(日本科学技術社会論学会会員。2005年4月より東大で科学技術社会論の研究を行い、社会科学で学位論文作成中)。
(4)配布資料 (1)桜井淳「原発事故分析をとおしての「科学社会学」の方法論」、Trans.At.Energy Soc.Japan,Vol.1,No.4, pp.462-468(2002)、(2)桜井淳「原子力発電所の事故・故障分析の方法論-安全性評価のための技術的・定量的検討事項-」、Trans.At.Energy Soc.Japan,Vol.2, No.4, pp.567-579(2003)、(3)桜井淳「20年間の社会的実践記録を基にした科学技術社会論研究の方法」(東大大学院総合文化研究科広域科学専攻システム科学系ゼミ発表資料、26p, 2005)、(4)桜井淳「日本の原子力安全規制策定過程におけるガバナンスの欠如」、日本科学技術社会論学会論文誌『科学技術社会論研究』、No.5, pp.155-169(April, 2008)、(5)桜井淳「原子力技術の社会構成論―米国と日本の比較構造分析―」、日本科学技術社会論学会論文誌『科学技術社会論研究』(査読通過)。
(5)応募資格 科学論・技術論・安全論・社会論を全体的に把握したいと考えている者(大学院生歓迎)。
(6)定員 20名
(7)実施日時場所 2009年2月27日(金)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施設(水戸駅南口徒歩5分)
(8)申込先 セミナー事務局(申し込み先は原子力学会HPのメーリングリスト配信済み資料の同題第8回開催案内参照)。
(9)参加費 10000円
(10)締め切り 2009年2月23日(月)

2009-01-03 18:12:34 stanford2008の投稿

第8回「機器・配管等の破壊のメカニズムセミナー」開催案内

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第8回「機器・配管等の破壊のメカニズムセミナー」開催案内



(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 主に日本の原子力発電所で発生した事故・故障の原因分析と安全対策の事例。


10:00-11:00 原子力発電所の設計条件(「マーシャルレポート」の分析)
11:00-12:00 高サイクル疲労破壊
13:00-14:00 応力腐食割れ(粒界腐食割れ・照射下応力腐食割れ含む)
14:00-15:00 腐食・減肉破壊
15:00-16:00 脆性破壊(船舶・化学プラントの事例)
16:00-16:30 自由討論


(3)講義担当者 桜井淳(原子力発電所の事故・故障分析に20年間従事、原子力安全の著書20冊)。
(4)テキスト( 当日配布) 桜井「原子炉安全評価のための技術的・定量的検討事項」、Trans.At.Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.567-579(2003)。参考文献 桜井『機器・配管等の破壊のメカニズム』(日本原子力情報センター、1999, 2001, 2002, 2004)。
(5)応募資格 原子力発電所の安全性に興味を持っている者(大学院生歓迎)。
(6)定員 20名
(7)実施日時場所 2009年2月25日(水)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施設(水戸駅南口徒歩5分)。
(8)申込先 セミナー事務局(申込先は原子力学会HPのメーリングリスト配信済み資料の同題第7回開催案内参照)。
(9)参加費 10000円
(10)締め切り 2009年2月23日(月)

2009-01-03 11:52:11 stanford2008の投稿

"水戸"だより-資本主義の政治体制と経済体制の危機的状況の中で世界的不況時代をいかに生き残るか-

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1980年代末、ソ連と東欧諸国の"社会主義もどき政治体制"は、歴史的崩壊を遂げ、資本主義の本質的勝利と賞賛されてきましたが、それから、約20年経ち、今度は、資本主義政治体制が、歴史的金融不安に伴う世界的不況時代に入り、その原因は、米低所得者層高金利住宅ローンの焦げ付き等、金融工学のプロが巧みに分散したリスクの表面化であり、まさに、資本主義の政治体制と経済体制の危機的状況になっており、我々の三つの事務所も、いくら小規模ビジネスとはいえ、不況時代の影響から無関係ではなく、唯一の頼りは、桜井淳所長のビジネス意欲と講演による収入しか生き残る道は、残されていません(桜井所長の昨年(CY)の講演回数は、100回を越えましたが、今年は、さらに働いてもらい、5割増を目標にしています)。

2009-01-03 10:59:06 stanford2008の投稿

「第27回モンテカルロ基礎理論セミナー」開催案内

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「第27回モンテカルロ基礎理論セミナー」開催案内



(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要(初級コースだけ、あるいは、上級コースだけを選択することもできる。その場合、参加日は半額となる)


1日目(初級コース)炉物理理論や中性子輸送理論の講義は、Alvin M. Weinberg and Eugene P. Wignerによる”The Physical Theory of Neutron Chain Reactors”, The Univ. of Chicago Pressによるが、個々の物理過程に桜井が編集した連続エネルギーモンテカルロ教科書(JAERI-Rev. 2002-004)の理論を組み込みモンテカルロ基礎理論として体系化した桜井「「MCNPによる中性子・光子輸送計算」講義ノート」(Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003))。


10:00-11:00 連続エネルギーモンテカルロコード、核データファイル、ポイントワイズ中性子断面積編集システム、汎用中性子断面積ライブラリ及びその他関連ライブラリの現状

11:00-11:30 積分出現粒子密度方程式の導出及び物理的意味
11:30-12:00 乱数及び酔歩
13:00-13:30 計算値の妥当性評価(誤差論、臨界計算における線源相関、中性子断面積の共分散の考慮)
13:30-14:00 各種分散低減法(特にウエイトウインドウ(WW)法及びWWジェネレータの理論、中性子深層透過計算におけるウェイト下限値最適推定法、物質密度減少法)
14:00-14:30 最適エスティメータ設定法
14:30-15:30 臨界計算法
15:30-16:00 モンテカルロ固定線源問題最適計算法
16:00-16:30 質疑応答


2日目(上級コース)原子力分野におけるモンテカルロ計算の現状と最適計算のための改善すべき次項を中心に講義する。
  

10:00-11:00 桜井・他「モンテカルロ法による中性子・光子輸送シミュレーションの現状」、 (Trans. At.Energy Soc.Japan, Vol.41, No.6, pp.614-627(1999))
11:00-12:00 桜井・山本「国内大型原子力施設へのモンテカルロ計算適用の現状」、(Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.2, pp.201-214(2003))
12:00-13:00 桜井「モンテカルロ法による高エネルギー輸送計算の現状」、(書き下ろし)
13:00-14:00 桜井・山本「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 (Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005))
14:00-15:00 桜井・山本「公開文献から読み取れるモンテカルロ計算における分散低減法適用に見る懸念事項」、 (Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.3, pp.219-226(2005))
15:00-16:00 桜井・山本「原子力分野におけるモンテカルロ法解析の教育方法」、 (Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.4, pp.248-258(2005))
16:00-16:30 質疑応答


(3)講義担当 日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査 桜井 淳
(4)配布資料 「モンテカルロ計算高度化」研究専門委員会編『モンテカルロ計算ハンドブック』(日本原子力学会、2006)(定価5000円は参加費に含まれている)
(5)応募資格 モンテカルロ計算をしているか将来予定している者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)実施日時場所 2009年2月23-24日(月-火)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施設(水戸駅南口徒歩5分)
(8)申込先 セミナー事務局(原子力学会HPのメーリングリスト配信済み記事の同題第26回開催案内参照)
(9)参加費 30000円
(10)締め切り 2009年2月20(金)

2009-01-02 20:20:10 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大大学院人文社会系研究科のH先生への手紙 3-『ナザレのイエス』の読後感-

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H先生



最近出版された教皇ベネディクト16世ヨゼフ・ラツィンガー著・里野泰昭訳『ナザレのイエス』(春秋社、2008)は、Joseph Ratzinger, Benedikt XVI : Jesus von Nazareth, I, Herder(2007) の翻訳で、学術書(ドイツ語で記された学術文献等が83編引用されています)であるため、私には、とても理解できないと、恐る恐る読み進みましたが、驚いたことに、訳文がよいせいか、実に読みやすく、理解しやすく、492頁もの大作であるにもかかわらず、2日間で読み終えました。これまで、聖書や解説書(犬養道子『新約聖書物語』(新潮文庫、1980))を繰り返し読み、バックグラウンドがあったためと受け止めております。


教皇ベネディクト16世ヨゼフ・ラツィンガー経歴

1927年、ドイツのバイエルン州に生まれる。1951年、司祭に叙せられる。ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルグの各大学で、基礎神学、教義学、教義史の教授として研究と教育の任に当たる。1962-1965年のヴァティカン公会議には、フリングス枢機卿の神学顧問として参加し、後に専任の公会議神学者に任命され、公会議の進展に深く関わる。1977年、ミュンヘンとフライジングの大司教、同6年には、枢機卿に任じられる。1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世により教理省長官に任命される。2005年4月2日、教皇ヨハネ・パウロ2世の逝去に伴い、史上8人目のドイツ人教皇として選出される。


里野泰昭経歴

1930年、東京生まれ。東京大学工学部卒業後、上智大学ラテン哲学か科に入学、ドイツのボン大学カトリック神学部に留学。ボン大学カトリック神学部進学課程卒業後、ミュンスター大学、テュービンゲン大学、レーゲンスブルグ大がまの博士課程において、ラツィンガー教授の指導を受ける。帰国後、千葉大学で助教授、教授を務め、千葉大学定年退官後は、仙台白百合女子大学教授を務め、2007年3月に退職。

目次

はじめに

序章イエスの神秘について

第1章イエス洗礼

第2章イエスの誘惑

第3章神の国の福音

第4章山上の説教

第5章主の祈り

第6章弟子たち

第7章譬えの使信

第8章ヨハネの福音書の主要な象徴

第9章イエスの道行きを画する

第10章イエスの自己表明


教皇ベネディクト16世ヨゼフ・ラツィンガーは、本書を、"批判的・歴史的研究"を踏まえていますが、"批判的・歴史的研究"の限界を示し、それを超越した"聖書解釈学"に重きを置いて、神秘性を残しつつ、しかも、教皇の立場ではなく、個人の立場で執筆しており、私には、その点が興味深く感じました。解説書を読みこなし、バックグラウンドがあり、イエスの時代の地名と地図がよく分かり、イエスの人生や聖書の内容をよく分かっていれば、問題ないでしょうが、そうでなければ、本書には、そのような地図や聖書の基礎的な解説が入っていないため、分かりにくいかもしれません。


改めて感じることは、『ナザレのイエス』と比べても、犬養道子『新約聖書物語』(新潮文庫、1980)の記載内容は、決して劣らず、すばらしい出来栄えに、犬養氏の実力のほどを知ることができました。犬養氏は、ヘブライ語が読め、聖書研究を経て、当時、イエスがたどった道のりを経験する等、10年かけて執筆しているため、大変に説得力があり、"批判的・歴史的研究"と"聖書解釈学"に同等の重きを置き、重みのある作品を残しました。私は、聖書と犬養道子『新約聖書物語』を繰り返し読み、『ナザレのイエス』に読み進んだために、まったく、ギャップを感じませんでした。『ナザレのイエス』を読み、"聖書解釈学"の研究テーマがどのようなものであるか、多少理解できたように感じました。



桜井淳

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