2009年01月

2009年01月01日

明けましておめでとうございます。

梅あけましておめでとうございます。

 

 

昨年、またたび獣医師団が関わった事件の進捗状況を報告します。

 

 

 

 

ジャネット村レンタル犬、ブルセラ病発症

 

適切な治療と不妊手術により、すべての犬たちが陰性化し、東京都獣医師会人獣共通感染症対策審議会委員神奈川県動物由来感染症対策委員会委員 人と動物の共通感染症研究会 役員を務める獣医師らにより、昨年末、ジャネット村全犬の安全宣言がなされました。

 

今回のケーススタディによりブルセラ陽性犬は適切な処置により100%陰性化し、安全に人と共生できることが専門家により証明されました。

 

同時に大阪ブルセラ事件の際、まるでパンデミックが起こるかのように騒ぎたて、殺処分を推進した自称、殺処分請負を営業とする獣医師を名乗る匿名の人物や、致死量の数倍にわたるリファンビシン(抗生物質)をあたえ死に至らしめた太田府知事(当時)大阪府職員らは、自らの都合や殺処分の言い訳のため非科学的、非論理的、非人道的な違法行動が、153頭の死ぬ必要のない命を奪ったということが証明されました。

 

またたび獣医師団とアークエンジェルズでは、事件発覚時、急遽ジャネット村荒木代表とアークエンジェルズ愛知支部での面談、ジャネット村浦安店の視察、現地調査の上を行い、全犬の引き取り、治療、不妊手術、里親探しと終生飼育を荒木代表に申し出ました。

結局、またたび獣医師団主宰佐上悦子が個人でジャネット村の犬39匹の不妊手術費用339000円(山口獣医科病院にて施術、手術費はメス1万円、オス5,000円、エリザベスカラー別途1000円)を立て替えました。順次、この手術費用は引き取られたワンコたちの里親様から支払われ13匹分の手術費用108000円が荒木代表より返還されています。

 

またたび獣医師団は、今回このレスキューに参加でき、かけがえのない命を、心ない人たちの魔の手から守れる一助になれたことを誇りに思い、大変な嫌がらせの中、誠実に正直に犬の命第一に行動した荒木代表に敬意を表するものです。

 

昨年も、匿名性をいいことに無責任で軽率な非難をする人たち、かけがえのない命をあまりにも軽く扱う人たち、自らの営業のために眉ひとつ動かすことなく動物を殺し続ける心が死んでしまった悲しい自称獣医師らが見受けられました。悲しいことに彼らには何の覚悟も責任も反省も見受けられませんでした。

 

しかしながら何倍もの力を持つ正直で誠実な心優しい人たちとの出会いがありました。彼らとの出会い、彼らから教えられたことは素晴らしい感動的な出来事でした。

今年も、人と動物が優しく幸せに共生できる社会づくりのため微力ながらまい進したいと思います。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

またたび獣医師団

 

文責:佐上邦久

 

 

千葉ジャネット村ブルセラ事件

 

200810月、千葉県浦安市のペットショップ、ジャネット村の犬の一部に犬ブルセラ症感染があったと発表がありました。

ご存知のように犬ブルセラ症はほかのブルセラ症と比べ非常に軽微で感染もし難く、しかも日本の犬の2−5%が既にキャリアであるという常在菌です。感染のほとんどが交尾によるとされることから、感染防止策として不妊去勢手術を施し陰性化させることが最も有効な治療であるということが獣医学、人畜共通感染症学会でも常識とされています。

 

 

参照

大阪ブルセラ事件

 

2007年、大阪府和泉市のブリーダー崩壊におけるブルセラ症感染犬において、動物愛護団体を名乗る犬窃盗で告発されたワンライフ島田代表ら(ブルセラ現場から妊娠中の犬を盗み出し、ブリーダーに1匹5万円で売りさばいていたグループ)が、大阪府に殺処分を承諾した上で、犬263匹の所有権を渡したことにより、大阪府は陰性犬を含む当該犬に故意に致死量の数倍の薬物を与え続け死に至らしめ、さらに適切な治療と不妊手術、全犬の引き取り、終生飼育を申し出たまたたび獣医師団とアークエンジェルズの申し出を、自らのメンツのため頑なに拒否しました。そして2007年4月28日、明日からゴールデンウイーク、このまま犬たちを生かしておけば大阪府職員の休暇がダメになるとでも思ったのでしょうか、命より自らのゴールデンウイークの休暇が大事な大阪府職員と獣医によって、私達との約束を破り、夜明け前に秘密裏に119匹の尊い命が殺されました。

263匹いた犬が5ヶ月後には110匹になりました。

殺された犬たちの内、119+2匹は注射での殺処分、31匹は抗生物質の過剰投与が原因と考えられる違法な殺犬です。また1匹(ララ)は大阪府職員らのずさんな管理による溺死です。ブルセラ症が原因で死んだ犬は1匹もいません。

この悲惨な事件は大阪府だけでなく、救援本部構成団体構成団体:社団法人日本動物福祉協会 社団法人日本愛玩動物協会社団法人大阪府獣医師会社団法人大阪市獣医師会

の責任も重大です。

 

災害時動物救済のために集められた寄付金、ブルセラ症の犬たちを救うために集められた寄付金、大阪府民から集めた税金、総額2000万円以上がこの事業に使われました。

 緊急災害時動物救援本部
体:社)日本愛玩動物協会・(社)日本動物福祉協会・ (社)日本動物保護管理協会 ・  (財)日本動物愛護協会 ・ (社)日本獣医師会
事務局(管理) : (財)日本動物愛護協会



matatabivets at 20:21コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ!
またたび獣医師団とは
またたび獣医師団
1993年、私達が日本初の移動動物病院で野犬、野良猫の不妊虚勢手術をはじめました。(この活動は今も全国に広がり続いています。)

「またたび獣医師団」はこのとき自然発生したグループの名前です。
このとき集まった中心メンバーは今も全員、連絡を取り合い個々に、また時々協力し合って動物愛護活動を行っています。費用は参加者持ち寄り、あごアシ自己負担を基本としております。
ですから現在、参加者以外に寄付を募るということは一切行っておりません。
海外ではブータン国への獣医派遣を行っております。(ブータン国派遣は外務省管轄財団法人シルバーボランティア協会、ブータン国、国連の要請によるもので、費用は個人負担と上記メンバーからの寄付、上記団体からの援助金で行われています。)
参加者は日本各地でそれぞれ仕事を持っており、何かあれば現場に集まり作業を終え解散するというスタイルです。参加者は獣医、学生、社会人、主婦、動物愛護ボランティア主催者など様々です。

「またたび獣医師団」と言う名称は上記仲間に今回初めてつけた名前です。旅の獣医ということで、「猫にマタタビ」のマタタビと「股旅」をかけています。

※ 私達は2005年2月4日現在、参加者以外に寄付金を募るということは一切行っておりません。
※ 寄付によって集まった金品もございません。
※ 今のところ寄付を募る予定もございません。
 2005年2月4日

お問い合わせは
sagami99@yahoo.co.jp

またたび獣医師団協力団体

山口獣医科病院
soi dog foundation(本部オランダ)
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