大分のニュース

所持金なく投薬減らす 解雇の女性入院

[2009年01月01日 09:36]

 国東市緊急雇用等対策本部は三十一日の会合で、宿泊研修施設に受け入れた二十代の女性が持病で定期的な投薬が必要なのに、所持金がないため投薬回数を減らして体調を崩したため、入院させたことを報告した。
 市によると二十代の女性は長崎県出身。大分キヤノンで非正規労働者として勤務していたが十一月下旬に解雇された。車の中で寝泊まりしながら、同郷の知人と九州各地で就職活動をして回ったが見つからず、国東市に相談。二十七日に市内の施設(無償)へ入居し、食料などの提供を受けて生活している。
 持病の糖尿病で必要なインスリン注射を、通常より間隔を開けたため体調が悪化した。三十日に知人の女性が市に相談し、担当者が国東市民病院に運んだ。五、六日間程度の入院が必要で、病院で年越しすることになった。入院費は市が立て替え、分割などで返済を促す方針。
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 国東市は五日の窓口再開までの間も相談に対応できるよう、職員十人を自宅待機させることにした。当直の職員が担当職員に連絡する。

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