麻生太郎首相は31日、イスラエルのオルメルト首相と約20分間、電話で協議し、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を速やかに停止するよう求めた。
麻生首相は「広範囲に被害が及び、民間人にも死傷者が出ていることは遺憾」と指摘。ガザ地区への人道支援に向けパレスチナ自治政府と協議を始めたことを明かし、救援物資搬入などへの協力を要請した。オルメルト首相は人道支援に協力する考えを示したが、空爆に関しては「イスラエルの市民をロケット攻撃から守るため」と強調した。電話協議は麻生首相側が求めた。
毎日新聞 2008年12月31日 20時28分