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2008年12月31日記載 |
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韓国に一番近い島、対馬遠征報告 |
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久しぶりに連続5時間以上フェリーに乗った。博多港から壱岐島経由の対馬(厳原港)航路。所要時間は5時間30分。壱岐島に寄港時はまだ大丈夫だったが、壱岐島から対馬までは波も激しく途中から激しく船酔いに。
以前、沖縄本島や苫小牧〜大洗間をフェリー利用した時に比べれば所要時間も断然短いので何とか耐えられたが、何度利用しても船は絶対に好きになれない。過去数多くフェリーに乗船してきたが、マイカーを海を横断したいという欲求があるから仕方がなく乗っているだけだが、今後北海道航路と2時間未満の航路以外は乗船はできれば避けたい。
さて、現在対馬滞在中だが、おそらく対馬に来るのは生涯、最初で最後だと思う。仕事で対馬に用事があることは考えられないし、プライベートでもう一度来る可能性はないので今回はじっくりモードとして宿泊手段を選択した。
対馬内はガソリンが高いことは有名なので、福岡市内で給油してからフェリーに乗船。満タンにしたガソリンだけで対馬と壱岐島を乗り切る予定だが、対馬だけで既に走行距離350km。ガソリン残量も壱岐島分が十分足りるか微妙な状況である。ちなみに対馬市内に唯一あるENEOSのセルフスタンドのレギュラーガソリンの単価は147円。全国最安値と比較して約50円高く全国平均からして35円も高い全国有数の高額エリアである。
早速簡単ながら対馬の観光レポート。対馬に来た本来の目的は国道382号走行だが、こちらの報告は後日一般道路情報コンテンツ内の海上国道にて紹介するので、ここでは国道以外の内容に限定して写真を中心に紹介する。
日本は島国だから他国とは直接陸続きで繋がっていないが、物理的距離に最も近い国は北方領土を除いて韓国であることは小学校の社会で学んだ。対馬は韓国に最も近い島であり、本土の福岡や佐賀よりも韓国釜山の方が近い。
対馬の案内標識の大半は日本語と共にハングル文字も並列表記が一般的。なぜなら距離は近いだけでなく、韓国人観光客も非常に多いことで知られる。対馬市の経済は内需だけでは厳しく韓国人観光客による利益に助けられていると言われる(対馬市は財政赤字日本一)。そんな観光スポットのひとつに韓国展望所がある(写真2・写真3・写真4)。写真ではほとんど見えないが、冬場と共に天候にも恵まれ、訪問時は肉眼でもわずかに釜山市街が見ることができた。
対馬北部にはこのような注意看板がたくさん設置されている。実際に偶然にも夜間走行時に瞬間だったがツシマヤマネコと思われる動物を目撃するができた。昼間ではまずお目にかかれないと思う。
韓国関連でもうひとつ。こちらの写真は対馬北部の海岸のひとつだが、ちらほら見える異色物はゴミである。拡大してみた。以前佐渡島の海岸に行ったときも愕然としたが、対馬は距離的にも韓国から捨てられたゴミが次々と漂流してくる。以前ニュースでゴミ拾いのボランティア活動が実施されたと報道されたが、清掃しても時間が経過するとすぐに新たなゴミが到着する。国際問題にも繋がる環境破壊として簡単に済ませるべき問題ではないと、実際目のあたりにすると心が痛む。ゴミたくさんでも本来の海の透明度は一流なので念のため。
対馬は大きく分けて北部と南部の2つに分離されるが、その分離されている箇所がこの万関橋。こちらを見てわかるように何気に通過してしまう陸続きだが、航路確保のために人工的に海峡を作り出したらしい。たしかにこの部分が陸続きだと海上航路も大回りになるので利便性的にも必要だったのかもしれない。
そして対馬空港。対馬空港は福岡航路と長崎航路の2つがあり、それぞれ一日5便と4便が運航している。長崎航路はこちらのプロペラ機が、福岡航路はジェット機がいずれもANA独占で運航されている。フェリーだと5時間以上掛かる反面、福岡から2等客室なら3000円以下で済むが、飛行機は30分と一瞬で到着するが運賃は通常10000円以上する。そのためフェリー利用者も堅調のようである。
非常に簡単な紹介になったが最後は番外編。対馬上空には鷹?と思われる鳥が上空から常に獲物を探して飛んでいるのが目に留まる。あまりに数が多いので思わず写真をパチリ。飛行速度が速いのに意外にきれいに写真が取れたので公開してみた。
では皆様良いお年をお過ごしください。 |
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