DORMANT-DAIMAJIN

我が家には甲斐犬のｴﾙと黒猫のｸｰがいました｡ｴﾙはもう15才の老犬で､さすがに最近は足腰が弱くなり､ちょっぴりﾎﾞｹ気味です｡ｸｰは相変わらずの<家庭内野良>状態…塚本ﾖｼｺそっくりで呆れ返りの毎日です｡お腹がすいた時以外は滅多に姿を見せません｡

最近､またもや黒猫を拾ってきました｡ﾌﾟﾛ野球ﾁｰﾑ･ﾛｯﾃの2軍球場の片隅に､雨に濡れたﾀﾞﾝﾎﾞｰﾙの中で凍えるような､声にもならない声で鳴いていました｡
さっそく家に連れて帰り､行き付けの動物病院に診てもらいました｡生後約3ｶ月､痩せこけて栄養失調寸前でした｡しかし根性はｸｰとは別な意味でﾄｺﾄﾝ座っています｡｢物に動ぜず人なつっこさはまるで犬のようだ｣と獣医が驚くほどﾅﾂｷがいいです｡
もう随分前､私は<ﾐﾙ>という名の猫を飼っていました｡貧乏で､月4千円の必要経費でさえ苦しい時期でした｡可愛いﾒｽ猫でしたが､ある理由で実家に預けたら､そのまま行方不明になってしまいました｡とても残念で可哀想なことをしたと今も悔やんでいます｡
そんな訳で､今回の猫に<ﾐﾙ>と名付けました｡正確には<ﾐﾙ2世>または<ﾐﾙjr>です｡

(ﾐﾙjr)

HawaiiのOahu-islandもそうだった｡南の暖かい､そして(何故だか)文化の進んだ島にはたくさんの猫が野良状態で共同生活？をしつつ人間と共生？をしている｡
Hawaiiには猫がそこここを王様のように歩いているが､Guamには殆ど猫がいない｡何故…｡

沖縄那覇市はｳﾁﾅﾝﾁｭｰの住宅街｡狭い石造りの路地をあるくと､必ずといっていいほど猫と出会う｡南国での猫との接近遭遇…なんとなくﾎｯとする｡




人懐っこいところも南国の猫に共通している｡三味線の皮にはされないし(沖縄の三線はﾊﾌﾞの皮を共鳴膜にしている)､誰にも虐められず､誰にも食べられないから安心なのかな!?
…なんて､違うか!?

ｴﾙが我が家にやってきたのは､たしか1994年の春でした｡鼻が尖って､みるからにﾏﾇｹな顔をしていました｡最初はﾙｰﾌﾊﾞﾙｺﾆｰで買っていたｴﾙが､いつしか部屋に入り込み､いまでは私のﾍﾞｯﾄﾞで寝ています｡
もう15歳…｡
少し後ろ足の筋力が弱くなりました｡でも元気です｡


行儀が正しいのはBOSSの前だけ…


今は寝るのが商売です!

甲斐犬のElle(エル)も、15歳…。老犬ながら、まだまだ元気!
沖縄に同行したエルは南部のみーばるビーチで海水浴を楽しみました。