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「霊感商法で勧誘も」北大、准教授を諭旨解雇処分

2008年12月30日17時19分

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 不当に高額商品を買わせる霊感商法をしていたとして神奈川県警から詐欺容疑で家宅捜索を受けた有限会社「神世界」の活動に絡み、北海道大は30日、立場を利用して勧誘をしたなどとして同大電子科学研究所の竹市幸子准教授(44)を諭旨解雇処分にすると発表した。退職届を出さない場合は懲戒解雇にするという。同社に関しては、活動に関与していた同県警の元警備課長が2月に懲戒免職となっている。

 竹市准教授は04年3月から北大で勤務。脳磁場の計測や認知神経科学など脳の研究を専門にしている。北大は処分理由として、(1)営利企業(神世界)のヒーリングサロンとして自宅を提供していた(2)教員の立場を利用して勧誘していたことなどを挙げている。

 同大の事情聴取に対して竹市准教授は「顧客ではあるが、勧誘はしていない」と否定しているというが、逸見勝亮・副学長は記者会見で、「複数の関係者から勧誘を受けたという証言があり、(教えなどが書かれた)神書の解説をサロンに来た人にしていたことは確か」と述べた。

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