常日頃から疑問に思っていることが何点かあります。
とくに反戦平和を主張する自称左翼の人々にうかがいたいことがあります。
はたして、日本の軍備を無視した反戦思想が成り立つのか?
ということです。
もっとも、実際には自称左翼の人々が広めている反戦思想というのは、大筋において、たとえば共産党青年学習部長のような人が起案した「思想」を広めているにすぎませんから、だいたい歪んでいますので、難しければ答えなくても結構です。
ですが、ほんとうに「外交」によって「平和を確実に守れる」なら、私や保守派だって詭弁を使わずとも説得可能なはずなのです。
それができないのは自ら「外交では平和が守れない」ということを証明しているわけです。
結論から言うと、軍備以外で安全保障をすることはできません。
左翼を自称する人の中でも、ほんとうに分かっている人はこのことを知っています。
だから、特に共産主義国家は敵対する国の軍備を破壊し国家を転覆するために癌細胞のように、前衛組織を増殖させるわけです。
反戦左翼といいつつ、実際には自分の国の国民の安全など度外視してしまい、「殺すより殺されることを選ぶ」と言い放ちます。
しかしよく考えてみてください。
左翼の人たちが大嫌いな日本帝国の、「日本のために死ぬ」ということと、「平和のために死ぬ」ことと何の違いがあるのでしょうか?
結局主義主張のために死のうとしている、しかも「平和」というのは嘘で、敵に自分の国の国民を殺させようとしているのですから、日本帝国よりもはるかに悪質です。少なくとも日本帝国は最初から国民を意図的に殺害せるつもりではありませんでしたから。
さて、では左翼の方で、やってみようという方は、以下の質問に答えてみてください。
@日本の軍事費はその大半が人件費であることを知っているか?
A日本の軍事費は中国、ロシアと比べても低く、世界五位以下であることを
知っているか?
B北欧諸国は、社会福祉の一環として戦争時の国民保護、
徴兵制度、シェルターなどの設置が充実していることを知っているか?
C中国軍は米国を抜きにすればいつでも日本の尖閣諸島を
攻略可能だという事実を知っているか?
D中国が日本の領土を「中国領」と言い放ち、
潜水艦のための海洋調査を毎年実施しているのを知っているか?
E「外交が絶対に失敗せずに戦争に至らないようにできる」根拠は何か?
Fお隣の軍備に対して何もする必要がないのか?
G米国の悪だけを主張するが、中国やロシアの侵略は批判しないのはなぜ?
ためしに、これらすべてにお答えください。
おそらく、間違った知識や思い込みから答えることができなかったり、「事実」に目をつぶる反戦左翼の方が大半でしょう。
ちなみに反戦活動というのは、平和に近づくようにみえて、実際にはもっとも戦争に近い活動です。なぜなら戦争というのはリスクの高い活動です。
誰だっていやなものです。
それがもし短期間で、あまりリスクを背負わずに遂行できれば、誰だって戦争に訴えるわけです。
日本の軍備や有事法制を否定するということは、日本を戦争に投げ込む行動に他なりません。
本気で日本の平和を守りたいと考えるなら、詭弁や論戦、人格攻撃や中傷ではなく、私の問いにまともに答えてみてください。日本人としての最後の良識を期待します。
さて、最後にひとつだけシミュレーションを提供します。
◆状況
C国が島国J国の領土、S諸島をほしがっている。
使用可能兵力は海兵旅団一個、空母二隻、
イージス艦2隻、巡洋艦20隻、戦闘機300機、
空挺師団二個、爆撃機50機、潜水艦50隻、
ヘリコプター60機
J国は同盟国A国の援助を受けられず、単独でC国に対処する必要がある。
さらにC国の同盟国、R国の爆撃機、および極東R国軍が海峡付近に
集結中のため、全力は使えない。
J国の使用可能兵力は一個旅団(専属の船なし)、巡視船16隻、
潜水艦4隻、巡洋艦2隻、駆逐艦6隻、戦闘機20機、
ヘリコプター10機
◆対処法
軍事力を使う以外の方法でS諸島を守れ。
ためしにやってみてください。
現実的な方法で日本を守れ!と思ったらクリックをお願いいたします!
◆ご意見・ご感想はこちらにもお願いします!
・保守ちゃんねる