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安全確保懸念で「国際花火大会」取りやめへ/横浜
- 暮らし・話題
- 2008/12/25
横浜の夏の風物詩として七月の「海の日」に合わせて開催されている「みなと祭国際花火大会」について、主催の中核である横浜商工会議所(横商)が、二〇〇九年から取りやめる方針を固めたことが二十四日、分かった。安全確保への懸念を主な理由としており、既に関係機関に意向を伝えている。一方、半世紀以上にわたって市民に親しまれてきたイベントだけに、主催者の変更や規模縮小などにより、別事業として再生させる計画案も浮上している。
大会は横浜開港を記念する行事の一環で、山下公園前の横浜港から約六千発の花火を打ち上げている。約五十万人が見物する一大イベントとして定着し、〇八年の開催で五十三回を数えた。中止になったのは台風の影響による一回のみ。
横商と横浜市、横浜港振興協会、横浜観光コンベンション・ビューローの四者でつくる実行委員会(委員長・野並直文横商副会頭)が主催し、市内企業を中心に千社以上が協賛する。
主な見物場所は山下公園やみなとみらい21(MM21)地区で、〇九年は横浜開港百五十周年のイベント地区と重なる。このため横商は例年以上の混雑を予想。多数の死傷者が出た兵庫県明石市の花火大会歩道橋事故の例も踏まえ、安全性を最優先する方針に傾いた。さらに運営資金の逼迫(ひっぱく)やスタッフ確保の難航も毎年の課題になっており、これを機に幕を下ろすことにした。
市は横浜を訪れる年間四千万人の観光客を開港百五十周年イベントにより五千万人に増やす目標を掲げているなど、関係者からは経済効果の大きい目玉事業の存続を望む声も根強い。そのため、規模を縮小してでも市民が楽しめる花火を打ち上げられる案など、新たな計画づくりも模索している。
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JSD
[2008/12/25 14:57:58]
花火大会取り止めは残念なことですね。観光客誘致では費用対効率も良いとされているイベントなのに。
もっと先に見直したほうが良いイベントがるんじゃないかなー。
お祭り好きの横浜市のみなさん。
sjsushin
[2008/12/25 15:45:06]
一定期間(1~2週間位)に数百発の花火を毎日上げれば、安全も確保できるのでは?六千発を分散させればいいのに。
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