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2008-09-18

TVクルーに人気の政治家は TV業界のワーキングプア問題(その2)NHKの下請け制作会社残酷物語

 2008-09-10 TVクルーに人気の政治家は TV業界のワーキングプア問題
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/09/tv-6fb9.html
に頂いたpopoさんからの貴重なコメントを再掲する。
トヨタの下請け残酷物語はよく耳にするけど、こちらは
 NHKの番組制作下請け残酷物語
だ。


遅れましたが、中の人間からひと言。

「勝ち組=局員(NHK含む)と負け組=制作会社(一部大手を除く)の貧富の差は大きい。」
まさにそうです。

特に会長が変わってから、既に通っていた企画(年計)の1/3が中止になりました。
新会長就任は、制作費使途見直し・予算削減を敢行することを見込まれての事ですから、
実行前の企画中止は致し方ないと思いますし、今後のためにはいい事だと、個人的には思います。

ただし、問題は「中止」とならなかった企画の多くも、
劇的に予算が削減・変更
されたことです。

その割の合わない企画を遂行するのは誰か、というと、下請け制作会社(私たち)。
一方的に削減を告げられ、どう訴えても「それで何とかやってください」の一点張り。
リサーチや撮影にかかる時間やお金は、制作会社の努力だけでは削れないのです。
局側から何らかの助力やカバーがあるならまだしも、「でもクオリティーは下げないでね」とのトドメ。
赤字になるのは火を見るより明らかなのに、一体どんなマジックを期待しているのでしょうか。

やっても赤字だとわかっていても、今後の付き合いのためにやらざるを得ない。
なぜこんな辻褄の合わない要求が通るのか、この買いたたき状態がいつまで続くのか、
いろいろと考えさせられる昨今です。

そりゃあ、弁当食べさせてもらったら恩に着ますよ・・・。

だそうですよ、NHKの中の人たち。
どうも、こないだメールをくれたNHKの中の人は、下請け制作会社がここまでいじめられているのはご存じないようだったな。

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コメント

弁当一つで1票取れれば安いわな。

実際に労働環境の改善を図ろうとしている政治家(実際にいるか居ないかは別にして)に投票しようとするのが本筋であり、目先の弁当で誤魔化されるのはなんとも・・・

誰も動いているように見えないから、弁当一つでもくれた相手という事だろうが、それにしても情けない。

投稿: ななし | 2008-09-18 22:29

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