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【社会】

かんぽの宿 オリックスに 日本郵政譲渡方針 売却額は数百億円

2008年12月26日 朝刊

 日本郵政は二十五日、旧日本郵政公社から引き継いだ保養・宿泊施設「かんぽの宿」七十一施設を、運営している宿泊事業部とともにオリックスに一括譲渡する方針を固めた。譲渡額は数百億円とみられ、近く正式決定する。同施設は郵政民営化から五年後の二〇一二年九月までに譲渡・廃止することが法律で定められている。早期売却により資産価値の劣化を防ぐとともに、社員約六百五十人らの雇用維持に一定の道筋をつける。

 日本郵政は今年四月、譲渡先公募を開始。国内外の投資ファンドやリゾート会社などが関心を示し、十月にも譲渡する方向だった。

 オリックスは、グループ会社のオリックス不動産を通じ、全国でホテルやレジャー施設を運営。

 かんぽの宿の地域別施設数は北海道・東北八、関東・信越十八、東海・北陸十五、近畿十、中国・四国十一、九州・沖縄十。このうちコンサートホールが併設されている「ゆうぽうと」(東京都品川区)は今回の一括譲渡の対象外。

 

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