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会社員レスラー死亡 今年10月 危険技で首強打 警視庁が捜査

2008.12.24 07:18
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危険なプロレス技で死亡した由利大輔さん危険なプロレス技で死亡した由利大輔さん

 東京都江東区の格闘技ホールで今年10月、プロレス団体に所属する男性が練習中に首を強打し、6日後に死亡していたことが23日、分かった。男性はプロレス歴6カ月の新人で、肩車された状態で技をかけられて頭から落下したという。警視庁東京湾岸署は、練習中の安全管理が不十分だった過失致死の疑いもあるとみて、技をかけた選手2人から事情を聴くなど詳しい経緯を捜査している。

「技の実験台に」弱小団体特有の事情も

 死亡したのは神奈川県平塚市の会社員、由利大輔さん(25)。

 現場を目撃した複数の関係者によると、10月18日未明、江東区新木場の格闘技ホールのリングで、由利さんの所属団体の代表(30)が由利さんを肩車してコーナーに近付き、別の男性選手(34)がコーナー上からジャンプ。水平にした腕を相手の首に当てて倒す「ラリアット」と呼ばれる技を由利さんにかけた。肩車された状態で技をかけられ高所から落下する危険性から「ダブルインパクト」とも呼ばれる。

 由利さんはリングのマット上に頭から落下。受け身を取れずに首を強打し、首から下のまひを訴えて救急車で搬送された。首の骨の一部が外れる重傷で、当初は意識があったが24日、死亡した。

 所属団体は他団体への参戦経験がある代表を含めて選手3人だけ。数回の興行実績があるが、自前のトレーニング施設はない。由利さんは4月に入団。会社員をしながら8月にデビューした。リング上での練習は今回で3回目で、ダブルインパクトを受けるのは初めてだったという。

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危険なプロレス技で死亡した由利大輔さん
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