J1浦和は7日、来季の新入団選手として、阪南大4年のDF野田紘史(22)の獲得を発表した。同じく阪南大からJ2横浜FCへ入団する4年のFW西田剛(22)とともに大阪府松原市内で会見し、野田は浦和と仮契約を結んだ。
大いなる挑戦へ、野田の瞳に希望の光が宿る。「レッズはどこのチームよりも厳しい環境。でも、一生に一度のサッカー人生。やるならば、そこで競い合うくらいの気持ちでやりたい」。強化指定の受け入れ先であるC大阪と、最後まで迷った末の決断。会見に同席した中村強化本部長も「レッズを選んでくれた野田君の勇気に感謝したい」と目を細めた。
プロの舞台で、負けられない相手がいる。「(対戦したいのは)同じように大学からサイドバックに転向した長友(FC東京)。刺激になっていた存在です。同じサイドバックの、若い内田(鹿島)、安田理(G大阪)を追い越すつもりで頑張っていきたい」と意気込んだ。
9月24日には、埼玉スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝のアルカディシア(クウェート)戦を観戦。「雰囲気に鳥肌が立った。僕もあの中で名前を呼んでもらいたい」。大学サッカー界屈指の左SBの心は、すでに赤く染まっている。