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高円宮杯初優勝!!昇格4戦士の今後に期待

 下部組織の浦和ユースが10月13日、高校日本一を決める高円宮杯で初優勝しました。3年生の選手たちは、本格的に育成の強化に着手した03年に加入した「第一期生」で、このタイトルは自分自身にとっても本当にうれしいものでした。

 来季から、ユースの4人が新戦力としてトップチームに加わります。すでにトップでの出場経験があるMF山田直、高橋はもちろん、MF濱田とDF永田も将来のレッズを担う存在として、ぜひ皆さんに名前を覚えておいていただきたい選手です。

 濱田は、ほかの選手と違い、ユース(=高校生年代)から浦和の一員になりました。今のユースの選手たちは、3年前のジュニアユース(=中学世代)時に全国制覇を達成し、その年代では無敗を誇っていた中、当時の村松アカデミーセンター長(現・レディース監督)の勧めで加入しました。180センチを超える長身ながら、足元の技術も高く、本職のセンターバックのほか、最近はボランチも務めるなど、プレーの幅を広げています。将来は闘莉王のような存在感のある守備の要となってくれれば、と期待しています。

 左利きの永田は、今のトップチームで例えるなら、主将の山田暢でしょうか。身体能力が高く、はまった時のヘディング、対人の強さは特筆すべきものがあり、トップの選手にもまれてどんどん伸びていくと思います。

 トップ昇格は4人でしたが、ユースには、ほかにも個性的でいい選手がたくさんいます。大学に進む選手には大学サッカーで成長し、4年後に再びレッズに帰ってきてほしいと思います。

 最後にトップチームのお話を。10月22日のACL準決勝では、本当に素晴らしいサポートをありがとうございました。今季の成績やチーム状態に対し、厳しい意見や、ご心配の声をいただいていますが、残りの試合に全力で臨み、強い浦和を取り戻すための取り組みをしっかりと進めていくことを、この場をお借りしてお約束いたします。(浦和レッドダイヤモンズ・強化本部長)

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