ミニゲームでＭＦ林勇介（左）と競り合う永井雄一郎 Photo By スポニチ

　ＡＣＬで準優勝したオーストラリアの強豪アデレードが、浦和のＦＷ永井雄一郎（２９）をオーストラリア（Ａ）リーグの「ゲスト枠」として獲得オファーする可能性が高まった。アデレード関係者は「昨季ＡＣＬのＭＶＰで能力は高い。その後の完全移籍も考えている」と明言。アデレードは１２月にクラブＷ杯のため来日予定で、一気に動きが加速しそうだ。

　Ａリーグは８〜２月がシーズン。現在２位のアデレードは、ＡＣＬ出場権獲得の条件となるリーグ逆転優勝に向け、秘密兵器を探していた。浦和は既に天皇杯も敗退し１２月６日のリーグ終了後は長期オフに突入。永井は比較的、出場時間も少なく、アデレードは早ければ、１２月のクラブＷ杯後にも獲得したい意向だ。

　「ゲスト枠」はレンタル移籍と似た規定で４試合限定で出場可能。０５年には三浦知良（横浜ＦＣ）がシドニーＦＣでプレーした。浦和幹部は「日本ではオフに入るしケガの心配などもある。オファーが来た時点で話し合いたい」と話すにとどまった。永井は海外志向も強いだけに、今後の動向が注目される。 【レッズiPodケース】

[ 2008年11月26日 ]