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少年審判の被害者傍聴、4事件で7人

 最高裁は22日、原則として非公開の少年審判に被害者・遺族の傍聴を認める改正少年法が15日に施行されてからの5日間で、傷害などの4事件で被害者ら計7人が加害少年の審判を傍聴したと発表した。最高裁は「いずれも混乱なく傍聴が行われた」としている。

 少年審判は少年の再非行防止や保護処分のため家族関係などプライバシーにかかわる審判もあるため、刑事裁判と違って非公開。ただ改正少年法では一定の重大事件を起こした少年の審判には被害者や遺族が希望すれば傍聴を可能とした。各家裁は傍聴の申し出があれば少年の心身の状態を考慮し判断する。

 被害者らは加害少年から数メートル離れた斜め後ろの席に座り、犯行に至る経緯など審判のやり取りを傍聴する。 (01:25)

12月22日の社会ニュース

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