臨時職員５０人採用へ　岐阜・高山市が緊急雇用対策

　岐阜県高山市は２２日、雇用対策として臨時職員約５０人を採用すると発表した。来年１〜３月のうち２カ月ほど契約する。市は０５年度から５年間で職員の約３割にあたる４００人を削減する計画を進めているが、業務を捻出（ねんしゅつ）して雇用にあてるという。２４日から募集を始める。

　対象となるのは同市在住の失業者やその家族ら。主な業務は文化財資料の整理やふるさと納税、定額給付金開始に伴う作業などを想定。書類審査と面接で選考し、２４課で５０人ほど採用する予定だ。給与は事務職が時給７５０円。荷物運搬などの作業は同８９０円。月平均で１１万円前後が見込まれる。

　市によると、１１月から年末にかけて、市内の製造業などで、派遣やパートなどの非正規社員５０〜６０人が解雇されるという。応募は市総務課（０５７７・３５・３１３３）で受け付ける。