富士通の半導体子会社、富士通マイクロエレクトロニクスは22日、全国7カ所の製造工場で働く派遣社員のうち約400人を09年3月末までに削減する方針を明らかにした。中途での解約はせず、期間満了時に契約を終える。
半導体業界は、世界的なデジタル家電の販売不振による半導体需要減少で減産を進めている。富士通も年末年始に生産ラインの稼働を最大16日間停止する。今年度の生産ピーク時に比べ11月末までに既に約300人削減している。
工場別の人員削減数は明らかにしていないが、対象となる工場は以下の通り。三重工場(三重県桑名市)▽会津若松工場(福島県会津若松市)▽岩手工場(岩手県金ケ崎町)▽富士通セミコンダクターテクノロジの工場(会津若松市)▽富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジの会津工場(同)▽同宮城工場(宮城県村田町)▽同九州工場(鹿児島県薩摩川内市)