キヤノンは22日、カメラのレンズなどを生産する宇都宮工場(宇都宮市)で働いている約600人分の請負契約が来年1月末で打ち切られることになったと発表した。これに伴いキヤノンは約1億円の補償金を、請負元の日研総業(東京都大田区)に支払う。
キヤノンによると、来年1〜3月のレンズの発注量を約3分の1に減らすため、日研総業に対し、生産ラインの請負契約を来年3月末で終了すると通告。これに対し、日研総業から来年1月末でキヤノンとの請負契約を終了したいとの連絡があったという。
補償金1億円は減産のキャンセル代7千万円や、解雇された人が一定期間寮に残るための費用など3千万円。