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【社会】

派遣組合3人就労拒否 日産ディーゼル 『契約18日で終了』

2008年12月19日 夕刊

就労を拒否され、日産ディーゼル工業の本社工場から出てきた3人の派遣労働者=19日午前、埼玉県上尾市で

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 日産ディーゼル工業(埼玉県上尾市)で働く派遣労働者三人が労働組合「日産ディーゼルユニオン」をつくり、解雇などの撤回を求めていた問題で、三人は同社との派遣契約が切れた十九日朝、就労を拒否された。

 同組合の荒井健太郎委員長(27)ら三人が午前八時すぎ、本社工場の詰め所に入ったところ、それぞれの派遣会社のスタッフから「契約は十八日で終了している」などと説明された。荒井委員長らは「解雇は認めていない。働くつもりで来た」と主張したが、約十分のやりとりの後、工場の外に出てきた。

 三人のうち清水昭太さん(25)は、派遣元の日研総業(東京)が十八日付の解雇を撤回し、当初契約期間の今月末まで賃金を保証するとしている。荒井さんら二人も、それぞれの派遣元から十八日付の解雇を通知されたが、二十二日と二十六日に団体交渉を行う方針。

 日産ディーゼルは「交渉する立場にない」としている。同社は十二月末までに、本社工場など埼玉県内の三工場で派遣労働者約二百人を削減する計画を公表している。

 

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