日産ディーゼル工業(埼玉県上尾市)で働く派遣労働者が契約を中途解約された問題で、派遣ユニオンと加盟する日産ディーゼルユニオン(荒井健太郎委員長)は17日、派遣元の日研総業と団体交渉を行った。労組によると、会社側は組合員1人の契約期間内の賃金を支払うことを示して解雇を取り消し、期間内の退寮通告は撤回した。
撤回となった組合員は、今月末までの契約がありながら、今月18日での解雇を通告されていた。寮にはそのまま住み続けることを認め、退寮の時期は労組と協議して決めることになった。【東海林智】
毎日新聞 2008年12月18日 東京朝刊