共産党の志位委員長が24日、党本部でトヨタ自動車幹部と会談し、解雇の中止・撤回と雇用維持を要請する。
同党の企業への「直談判」はキヤノン(7月)、いすゞ自動車(11月)に続き、今年3回目。18日には経団連幹部とも初めて会談している。今回は、トヨタ側が出向くと回答し、党本部で行う異例の形となった。トヨタ側は古橋衛専務らが出席する。
トヨタは、来春までに派遣労働者ら約4千人を削減する計画を発表している。共産党には派遣労働者らから窮状を訴える電子メールが殺到しており、「直談判をしてでも企業に雇用維持の社会的責任を果たさせたい」(党広報部)としている。