2008年12月21日

今年になって訪問した店 短評編 33

昨日のブログで取り上げた回転寿司などに出ている「大間の鮪」、北海道の方から情報をいただきました。
なんと、北海道の魚屋や回転寿司にも安く大量に出回っているそうです。
函館の西の松前の漁師たちが定置網を仕掛けて、10Kgぐらいの本マグロが大量にとれ、それが「大間鮪」として出回っているとか。
我々が有り難がる一本釣りの「大間鮪」とは全く別物の、メジマグロ(幼魚)が正体のようです。
大間も戸井も漁場に変わりがなく、違いは捕獲方法と〆処理にあると言われています。
TVなどマスコミで煽られた大間鮪は、小さな船で一本釣りしたシビマグロ(成魚)です。10キロの定置網のメジとはまったく物が違います。
我々素人は「大間の鮪」というと最高峰のマグロ(一本釣りのシビ)と連想してしまいますから、店側としては「同じ大間でも定置網のメジです」と言わなければ不親切というものです。食べただけではわからない素人相手とはいえ、店には「説明責任」があるのではないか。そこまで細かく説明したくないと言うのなら、10キロの定置網のマグロを「大間の鮪です」とわざわざ言うなと私は言いたい。

さて、3店です。

牛肉食堂 カウベル
渋谷の牛専門のようなビストロ。前菜には牛肉以外に野菜類の料理がありますが、メインはオマール1種を除いて他は全部牛肉です。
メキシコ、庄内と牛の産地は2種、部位はフィレ、リブロース、腿とあります。
ワインも安くて肉好き4人が食べまくり飲みまくっての支払いが4万円弱。一人1万円以下でこの食後感、再訪したい店です。

オギノ
池尻大橋のビストロと言われていますが、ジビエの種類も多い本格フレンチ。前菜、メインと料理の種類が多いのが特徴です。
最近の流行ではないしっかりした味付けで、ワインも高くなくCPも○。トルナヴェンントとはタイプが違いますが、マダムのサービスにも注目です。
またまた再訪したくなる店に当たりました。

芝蘭 銀座
やっと新ビルに戻ってきたというのに、残念なことに総料理長が亡くなられてしまいました。ご冥福をお祈りします。
大勢での訪問でしたが、1000円の前菜盛り合わせを頼めば後は単品オッケーというので、色々な料理にチャレンジ。
面白かったのは四川ダックです。肉が付いているだけではなく、なんと芝蘭風は煮込みでありました。
値付け、味と変わっておらず安心しました。



2008年12月20日

「店評価ブログ」を更新しています

デパ寿司訪問で不思議に思ったことがあります。かなりの確率で「大間の鮪」が出てきたからです。
希少だから高価のはずの大間の鮪が、デパ寿司で供給できるほど出回っているのでしょうか。
日比谷だったと記憶しているのですが、どこかの似非グルメ放送作家が得意の回転寿司店の1つ、「うず潮」では店前に「大間生本マグロ」との大きな張り紙がありました。
回転寿司にまで「大間鮪」が出せるほど豊漁なのか。大間の鮪は「一本釣り」で付加価値をつけていると思っていたのですが、こんなに世間に出回っているということは、一本釣りではない「大間鮪」が存在しているのかもしれません。
大間で水揚げすればなんでも「大間産」となるのでしょうか。ボストンで獲った冷凍物も、大間であげれば「生」と書かなければ「大間鮪」になるのかもしれません。

さて、「店評価ブログ」に油面の天麩羅屋「天ぷら ふる河」と六本木の石鍋屋「石頭楼」をアップしております。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html

2008年12月19日

デパートの寿司屋行脚

来年1月6日発売の「大人のウォーカー」の企画物でお手伝いさせていただきました。
「鮨特集」の中の1つ、「デパートの寿司屋でお任せ握り」のコーナーであります。
都内の有名デパートの寿司屋のカウンターに座りお任せで握りを食べてランキングする企画で、ライターの方と二人で毎日食べ歩いた寿司三昧の日々でありました。

「デパ寿司」行脚で驚いたのはその価格。池袋のデパートを除いて、ほとんどの寿司屋のお任せ握り(ツマミなし、お酒なし)が1万円近くもするのです。価格的には銀座の「ほかけ」で昼にお好みで食べる握りと大差ない支払額です。
そう考えると結構高い。
所場代がかなり乗っているのでデパ寿司はあまりCPいいとは言えないというのが、今回の友里の結論となりました。
他にも色々な鮨企画がありますから、ぜひお読みいただきたいと思います。

この企画で毎日寿司屋へ通い続けたのですが、結構つらいものがありました。1週間目くらいで飽きがきてしまったのです。
ライターからも「顔がふっくらしてきた」と言われたように体重も増加、取材終了後慌ててダイエットに励むことになりました。
以前ブログで友里に絡んできた人を思い出しました。毎日鮨屋へ行っていくら支払った、いくら祝儀を包んだ、と生々しく自慢している自称鮨通の方で、あちこちで友里の話を出して追い込もうと色々運動されているとも漏れ聞いております。
私はその方の連日鮨三昧の忍耐力に改めて感心したのです。いくら鮨しか知らないと言っても、よくまあ毎日鮨だけを食べ続けられると。(モツ鍋とラーメンもレパートリーにあるようです)
訪問した鮨屋件数が唯一の自慢のようですが、件数が多ければいいというなら、犬養裕美子氏や来栖けい氏の舌は完璧になってしまいます。それが間違いなのは彼らの文章を見れば誰でもわかることなんですけど。

そういえば犬養さんの露出が最近減ってきたように感じます。懇意だったカメラマン兼所属事務所の社長である方との関係が悪くなったという噂も聞きました。
露出が減ると突っ込みどころがなくなり、友里のブログネタも行き詰まります。犬養さんにはまだまだ頑張っていただきたいものです。


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