和歌山電鉄は、クリスマスの雰囲気を味わってもらおうと、猫の駅長「たま」が人気の貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)をイルミネーションで飾った。たまも帽子をかぶるなど、サンタクロースに扮(ふん)して乗客を迎えている。
イルミネーションはサンタやトナカイ、たまなどをイメージ。一部は、県立貴志川高校美術部の部員らがデザインした。貴志川線の未来をつくる会(濱口晃夫代表)の会員ら約25人が、ホームのフェンスや駅正面などを約5000個の電球や赤、青、緑のLED(発光ダイオード)で飾り付けた。
利用客で向陽高2年の東山仁香(きみか)さん(16)は「通学で毎日利用しているが、クリスマスが近づいてきたと感じる。サンタのたまも可愛い」と話していた。
イルミネーションは来年1月9日まで、午後5時~午前0時に点灯。たまのサンタクロース姿は25日まで。【宮嶋梓帆】
2008年12月14日