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広島市人事課から「職員のインターネット上での情報発信に係る注意事項について」という通知が12月1日付で出されました。職員がホームページやブログなどを運営する場合の遵守事項を列記したものですが、その中に「本市及び本市職員の信用を損ない、職務に影響を及ぼすおそれのある意見を掲載しないこと。」という項目が入れられています。「意見」そのものを規制することは、市への批判を一切封じ、表現の自由の重大な侵害であるとともに、当局の恣意的判断による職員の処分を可能とするものです。職員の権利を制限し、職務条件に多大な影響を与えるものであるため、組合に対し対応を求めたところ、電話に出た「亀井」という専従職員の対応は驚くべきものでした。
「庁内LANが無いので文書の存在を知らない」「組合として取り寄せて欲しいというのであれば人事から取り寄せる」「職員の権利や職務条件に影響与えるものかどうかは、執行役員会議(?)で協議してみないと何ともいえない。」「いつ会議を開くのか、いつ回答ができるのかは約束できない」「あなたのホームページについて心配なら、工事中にして閉鎖しておけばいいじゃない」というものでした。
耳を疑うものばかりです。「えっ、そんな通知を組合に協議もせずに勝手に出したのですか! お話を聞く限り組合員の職務条件や権利に重大な影響を及ぼす恐れがあると思われますので至急とりよせて、職員の権利を不当に制限するものかどうか内容を検討し、もしそうであれば、組合として厳重に抗議します。当局側の勝手にはさせませんので、どうぞご安心ください。組合としての対応状況については、逐一ご報告させていただきます。」というのが組合としての本来の対応でしょう。
職員の権利を守り、職員の労働条件を改善し、あわせて市政の健全化を図っていくという組合の使命感も存在感も微塵もないこの「亀井」という専従職員の対応は、今の組合そのものの姿を具現しているのでしょうか。
さらに「職員なので一般の市民より表現の自由が制限されても当然」「高校卒なので法律は勉強していないので制限の内容など詳しい事はわからない」「(あなたの)組合に相談する態度が悪い」「(しばらく黙ってこちらの相談内容を聴くようにと言われて)黙っていろと言われたから何も答えない」「時間がないので電話を切らしてもらう」にいたっては、通常の職業人としての常識さえも欠落しています。
これが我々が少ない給与の中から組合費を支払って支えてきた組合の能力と実態なのでしょうか。これでは、市当局に馬鹿にされ交渉の相手にもされないのもうなずけます(職員意向調査など、数々の人事制度の改革?については、従前から組合に一言の相談もなく進められてきました)。近々金子委員長にお会いして考えをお尋ねしたいと思います。現役員の総入れ替えをはじめとする組織の抜本的な大改革が必要なのではないでしょうか。
http://hwbb.gyao.ne.jp/hamamoto-pb/
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