日本漢字能力検定協会(京都市)は12日、世相を最も反映した今年の漢字に「変」が選ばれたと発表した。同日、同市東山区の清水寺奥の院で、森清範貫主(かんす)が大型の和紙(縦1.5メートル、横1.3メートル)に「変」と力強く揮毫(きごう)。31日まで同寺本堂で一般公開される。
過去最多の応募11万1208通のうち「変」は6031通(5.42%)。協会はオバマ氏が当選した米大統領選や金融危機、気候異変など「変化」を象徴したとみている。2位は北京五輪などにちなんだ「金」(3211通)、3位は株価などから「落」(3158通)だった。【木下武】
毎日新聞 2008年12月12日 14時14分(最終更新 12月12日 19時44分)