武雄市民病院の民間移譲の是非を争点とした佐賀県武雄市の出直し市長選(21日告示、28日投開票)に、旧武雄市長を務めた古庄健介氏(70)が出馬することが分かった。
古庄氏は毎日新聞の取材に、民間移譲反対派などから出馬要請を受けていたことを明らかにした上で「数日前に決心した」と答えた。13日に記者会見して出馬を表明、この問題への見解や主張などを明らかにする。
武雄市長選をめぐっては、民間移譲推進派の前市長、樋渡啓祐氏(39)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。
古庄氏は98年から旧武雄市長を2期務め、合併後の市長選(06年)で樋渡氏に敗れた。【原田哲郎、関谷俊介】
毎日新聞 2008年12月13日 西部朝刊