宮城野親方と愛人の音声記録を提出
06年名古屋場所で白鵬が朝青龍と八百長相撲をし、その首謀者が北の湖前理事長(元横綱北の湖)であったと報じた週刊現代の記事について、日本相撲協会などが発行元の講談社などを名誉棄損で訴えている民事裁判の弁論準備手続が9日、東京地裁で行われた。
講談社側が白鵬の師匠・宮城野親方(元十両金親)と、愛人とされる坂本直子氏との会話の音声記録を証拠として提出。白鵬と朝青龍の八百長について言及した内容で、協会側弁護士は「本人は会話をしたことは認めているが、八百長を認める発言とは認識していない。頭がもうろうとしていたなどと言っている」と説明した。
同弁護士は「会話の内容は本訴と直接関係ない」と強気だが、現役協会員が八百長を認めたとなれば、判決とは別に物議を醸す可能性がある。