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【大相撲】

宮城野方親が語ったテープ提出 八百長裁判で週刊現代側

2008年12月10日 紙面から

 北の湖前理事長(元横綱北の湖)が週刊現代(講談社)を相手に、朝青龍と白鵬の八百長相撲の段取りを元弟子・宮城野親方(元十両金親)に命じたとする報道を訴えている裁判の弁論準備が9日、東京地裁であった。週刊現代側は証拠として、宮城野親方が白鵬の八百長を語ったとするテープを提出した。

 週刊現代によると、宮城野親方が元愛人に語ったものを9時間にわたって録音。06年名古屋場所で綱獲りに挑戦した白鵬のために、宮城野親方が朝青龍ら4力士に900万円支払って依頼した−と報じられた。

 日本相撲協会・吉川精一顧問弁護士によると、宮城野親方はその女性とホテルで会ったこと、テープが自分の声であることは認めている。だが、内容については「親方はそれらしき発言を一切していないとは言っていないが、本当のところは覚えてないと言っている。頭がもうろうとしていて、記憶にないと言っている」という。年内にも事実確認を行う予定。

 この訴訟は▽北の湖前理事長が八百長の段取りを命じた▽北の湖前理事長が部屋力士だった金親を結婚させて宮城野親方になった−と掲載されていることに対して起こった訴訟。北の湖前理事長の出廷が決まっており、宮城野親方も証人申請が出されている。

 

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