金平先代会長墓前に勝利報告 新王者坂田

2007年03月26日21時32分

 19日にWBA世界フライ級王座をゲットし協栄ジム通算11人目の世界王者となった坂田健史(27)が26日午前、金平桂一郎会長、大竹重幸トレーナーらジム関係者とともに東京・青山の梅窓院を訪れ、故・金平正紀・先代会長の墓前に手を合わせ、勝利報告をした。
 この日は金平先代会長の9回目の命日。協栄のドンは亡くなる前、がんの体をおして坂田の試合のセコンドを務めるなど、“最後の愛弟子”に大きな期待をかけていた。「練習の時も、病院に見舞いに行った時も、(先代会長から)“絶対チャンピオンになれるんだから、しっかり頑張れ”といわれました。今日は“タイトル獲れました、協栄ジムに入れたことを感謝しています”と報告しました」と新チャンピオンは、約束を果たして感慨深げだった。
 初防衛戦については、昨年暮れにパリで対戦し惜敗した暫定王者ロベルト・バスケス(パナマ)との対戦が義務づけられているが、「6月中旬に日本開催ということでバスケス側にオファーを出してある。近いうちに発表できると思う」と桂一郎会長。坂田も「できれば日本でやりたい」と語っていたが、最悪交渉がまとまらず、入札になって敵地にでかけることになっても、覚悟はできている。

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