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改正国籍法成立 「これで母の役目果たせる」フィリピン人リザさん (1/2ページ)

2008.12.6 00:22
このニュースのトピックス国籍法
子供たちの日本国籍が取得できることを喜ぶリザさん=横浜市鶴見区子供たちの日本国籍が取得できることを喜ぶリザさん=横浜市鶴見区

 「これでお母さんの役目が果たせる」−。改正国籍法が国会で成立した5日、横浜市鶴見区に住むフィリピン人女性、リザさん(36)は喜びをかみしめた。

 改正のきっかけとなった6月4日の最高裁判決の翌日から今月3日までに、全国の法務局に国籍取得を届け出て「預かり」となっているのは129件(海外で6件)。リザさんもその1人で、長女のありさちゃん(9)、長男のなおやくん(6)の国籍取得を申請している。

 2人は父親が死亡後の認知(死後認知)だった。平成10年にダンサーとして来日し、建設作業員だった日本人男性と同居。結婚しないまま2人を産んだが、長男出産直前の13年12月、男性は心筋梗塞(こうそく)で急死した(享年37)。

 工場勤めをしながら2人を育て、14年7月、横浜地裁に死後認知請求訴訟を起こした。裁判では男性が長女を抱いた写真や、母子手帳の父の欄に残された男性の直筆署名も提出され、翌年、認知が認められた。

 やがて、小学生になった長女から「お父さんは日本人なのに、なぜ私はフィリピン人なの」と聞かれ、リザさんは「母親として、子供たちが大きくなったときに困らないようにしてやりたい」と今年8月、国籍取得を届け出た。

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子供たちの日本国籍が取得できることを喜ぶリザさん=横浜市鶴見区
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