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日本郵政、大阪中央郵便局の再開発を発表 旧局舎は一部保存

 日本郵政は5日、大阪中央郵便局を中心としたJR大阪駅前の再開発で、劇場を併設した地上40階地下3階建ての高層ビルを建設すると発表した。保存運動が高まっている現局舎は一部を新しいビル内の吹き抜けスペースに移築し保存する。来年中に着工し、2012年の完成を目指す。

 土地は隣接するJR西日本の所有地と合わせた約1万2900平方メートルで、延べ床面積は約21万3000平方メートル。低層部は郵便局や商業施設、中層部は約1700席の劇場、高層部は賃貸オフィスにする。劇場はオリエンタルランドに貸し出す。

 総事業費は1000億円弱で、年間数十億円規模の利益を見込む。日本郵政にとって東名阪で進める中央郵便局の再開発は収益底上げの切り札だが、不動産市況の悪化で「利益はかなり保守的に見積もった」という。(05日 22:29)

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