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【栃木】解雇予告撤回求め労組 いすゞ栃木工場 期間工や派遣社員ら結成2008年12月4日
今年末での一斉解雇を通告された、いすゞ自動車栃木工場(大平町)の期間雇用労働者(期間工)らが三日、解雇予告の撤回などを求めるため労働組合を結成した。四日には期間工二人が解雇予告の効力停止を求める仮処分を裁判所に申し立てる予定で、組合は法的手段と並行して社側との団体交渉を行い、雇用保障を訴える。 (宇田薫) 全日本金属情報機器労働組合(JMIU)に加入する形で、「JMIUいすゞ自動車支部」として結成。組合員は二十−六十代の期間工や派遣社員ら計四人。社側へは▽期間工と派遣労働者に対する解雇予告、契約解除の撤回▽社員寮からの退去予告の撤回▽希望者全員を正社員として雇用する−を要求。同工場の非正規労働者のほか、解雇予告を受けた藤沢工場(神奈川県藤沢市)の非正規労働者にも加入を呼び掛ける。四日朝には栃木工場で労組の結成を通告し、十二日に社側と団体交渉を行う予定。 同支部執行委員長に就任した期間工松本浩利さん(46)は記者会見で「定年まで勤めたい会社だったからこそ許せない。泣き寝入りはしない」と話した。 いすゞ自動車は金融危機を理由に二工場の非正規労働者約千四百人の雇用契約の打ち切りを検討している。
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