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小橋痛恨…来春復帰白紙に

 神妙に再手術した右腕を見つめる小橋=都内

 両ひじ手術で欠場中の“鉄人”小橋建太(41)が11月29日に右ひじの再手術を受け、これにより、本人が望んでいた09年春の復帰が白紙になったことが4日、分かった。

 9月に行った尺骨神経マヒの手術で、右ひじに埋め込んでいたボルトが悲鳴を上げた。11月13日の検査でボルトが外れてきていることが判明。27日の再検査でさらに悪化し、佐々木良介主治医からも「このままではあと4、5日でボルトが皮膚を破いてしまう」と警告され、29日にボルト除去の緊急手術を行った。

 ボルトが外れるケースは異例で、当初、体内に残したままの復帰を考えていた小橋には痛恨だった。「リハビリも順調に進んでて、春ぐらいまでに復帰できるかと思ってたけど、また上半身の練習もできなくなったし、今は何も考えられないね」と表情を曇らせた。

 自身11度目の手術となったが、鉄人の視線はあくまでリングだ。「心は折れないよ」とファンに伝えるように、この日も都内の道場で下半身のみの練習で汗を流していた。

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