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【大相撲八百長訴訟(8)完】「無気力相撲ないので調査も不要」と北の湖前理事長 (4/4ページ)

2008.10.16 18:16
このニュースのトピックス大相撲
証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 北の湖前理事長「事情を聴きます」

 講談社側の代理人「一場所でケガしても出場する人はどれほどいますか?」

 北の湖前理事長「まちまちですが、はじめからサポーターやテーピングをしている人もいます」

 講談社側の代理人「ケガをする人が沢山いますが、『何故出場するのか』と指導するのですか?」

 北の湖前理事長「いいえ。状況がひどければ、(該当の力士に)聴くこともあります。無理するなと助言することもあります」

 講談社側の代理人「無気力相撲による処分対象がないと言いますが、調査はしていますか?」

 北の湖前理事長「(無気力相撲が)ないのに調査する必要はないです」

 《似たようなやりとりが続いたため、浜秀樹裁判長は「同じ質問はいかがですか。戦果がないと思いますが。裁判所としては、十分には分からない」と質問を打ち切るよう助言した。講談社側の代理人からは「無気力相撲がないか分からないんですよ」との声が上がったが、北の湖前理事長への尋問は終了した。16日午後3時過ぎ、北の湖前理事長は約1時間半の尋問を終えると裁判官に一礼。顔色を変えずに退廷した》

 《今後は11月7日に進行協議(打ち合わせ)が行われ、12月4日午後1時10分からの最終弁論で審理は終了する見通しだ。講談社側は、平成元年と3年に、当時の相撲協会幹部が「無気力相撲」の横行を叱責した会議の内容に関する「証拠テープ」や反訳した文書を証拠として追加提出する考えだ》

       =(完)

このニュースの写真

証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
証言台で宣誓書を読み上げる日本相撲協会の北の湖前理事長(右)=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
八百長疑惑記事をめぐる裁判の出廷に向け、北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区
 八百長疑惑記事をめぐる裁判で、証言するため東京地裁に向かう日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午後1時4分、東京・霞が関
北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区

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