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【大相撲八百長訴訟(8)完】「無気力相撲ないので調査も不要」と北の湖前理事長 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:大相撲
北の湖前理事長「事情を聴きます」
講談社側の代理人「一場所でケガしても出場する人はどれほどいますか?」
北の湖前理事長「まちまちですが、はじめからサポーターやテーピングをしている人もいます」
講談社側の代理人「ケガをする人が沢山いますが、『何故出場するのか』と指導するのですか?」
北の湖前理事長「いいえ。状況がひどければ、(該当の力士に)聴くこともあります。無理するなと助言することもあります」
講談社側の代理人「無気力相撲による処分対象がないと言いますが、調査はしていますか?」
北の湖前理事長「(無気力相撲が)ないのに調査する必要はないです」
《似たようなやりとりが続いたため、浜秀樹裁判長は「同じ質問はいかがですか。戦果がないと思いますが。裁判所としては、十分には分からない」と質問を打ち切るよう助言した。講談社側の代理人からは「無気力相撲がないか分からないんですよ」との声が上がったが、北の湖前理事長への尋問は終了した。16日午後3時過ぎ、北の湖前理事長は約1時間半の尋問を終えると裁判官に一礼。顔色を変えずに退廷した》
《今後は11月7日に進行協議(打ち合わせ)が行われ、12月4日午後1時10分からの最終弁論で審理は終了する見通しだ。講談社側は、平成元年と3年に、当時の相撲協会幹部が「無気力相撲」の横行を叱責した会議の内容に関する「証拠テープ」や反訳した文書を証拠として追加提出する考えだ》
=(完)
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