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【大相撲八百長訴訟(7)】「八百長ない」を連発 無気力相撲との差にはしどろもどろの北の湖前理事長 (2/4ページ)
このニュースのトピックス:大相撲
裁判長「故意というのは、わざと、という印象がありますが…」
北の湖前理事長「本人は一生懸命やっているが、周りにそういう風に見られることもあると思います」
裁判長「一生懸命やっているんですよね?」
北の湖前理事長「けがというのは(取り組みの)相手に関係なく、自分自身の問題です。でもわざとではありません」
《ふいに『わっはっは』と武田氏の笑い声が響いた》
講談社側の代理人「では、けがをして力が出なかったのは、故意による無気力相撲にあたるんですね?」
北の湖前理事長「私はそれにあたらないと思います。力を出し切って最後に負けたことは、故意ではないと思います」
講談社側の代理人「じゃあ、(協会の懲罰規定は)何に対する懲罰なんですか?」
北の湖前理事長「そういう相撲を何本も続けていると。やっぱりそれはよくないので」
講談社側の代理人「けがでも(相撲を)続けたのは立派なことですよね。何で懲罰に値するんですか?」
北の湖前理事長「それはそういうことになると思います。そういう意味の規定だと思います」
講談社側の代理人「懲罰とはどういうものになるんですか?」
北の湖前理事長「一番重いものは除名です」
講談社側の代理人「では、けがをして続けた力士でも、一番重い場合には除名をもって対するべきということなんですね」
北の湖前理事長「私は厳しくするのが、(相撲協会の)見解だと思います」
《代理人は、八百長と故意による無気力相撲の違いを、改めて質問した。『週刊現代』が八百長と指摘した、昭和50年春場所の貴ノ花(故二子山親方)−北の湖前理事長の取り組みについては、相撲協会側から質問が相次いだためか、講談社側の質問は故意による無気力相撲の意味に集中している》
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