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【大相撲八百長訴訟(7)】「八百長ない」を連発 無気力相撲との差にはしどろもどろの北の湖前理事長 (2/4ページ)

2008.10.16 17:34
このニュースのトピックス大相撲
証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 裁判長「故意というのは、わざと、という印象がありますが…」

 北の湖前理事長「本人は一生懸命やっているが、周りにそういう風に見られることもあると思います」

 裁判長「一生懸命やっているんですよね?」

 北の湖前理事長「けがというのは(取り組みの)相手に関係なく、自分自身の問題です。でもわざとではありません」

 《ふいに『わっはっは』と武田氏の笑い声が響いた》

 講談社側の代理人「では、けがをして力が出なかったのは、故意による無気力相撲にあたるんですね?」

 北の湖前理事長「私はそれにあたらないと思います。力を出し切って最後に負けたことは、故意ではないと思います」

 講談社側の代理人「じゃあ、(協会の懲罰規定は)何に対する懲罰なんですか?」

 北の湖前理事長「そういう相撲を何本も続けていると。やっぱりそれはよくないので」

 講談社側の代理人「けがでも(相撲を)続けたのは立派なことですよね。何で懲罰に値するんですか?」

 北の湖前理事長「それはそういうことになると思います。そういう意味の規定だと思います」

 講談社側の代理人「懲罰とはどういうものになるんですか?」

 北の湖前理事長「一番重いものは除名です」

 講談社側の代理人「では、けがをして続けた力士でも、一番重い場合には除名をもって対するべきということなんですね」

 北の湖前理事長「私は厳しくするのが、(相撲協会の)見解だと思います」

 《代理人は、八百長と故意による無気力相撲の違いを、改めて質問した。『週刊現代』が八百長と指摘した、昭和50年春場所の貴ノ花(故二子山親方)−北の湖前理事長の取り組みについては、相撲協会側から質問が相次いだためか、講談社側の質問は故意による無気力相撲の意味に集中している》

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証言台に立つ日本相撲協会の北の湖前理事長。相撲界に「八百長はない」と明言した=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
証言台で宣誓書を読み上げる日本相撲協会の北の湖前理事長(右)=16日午後、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
八百長疑惑記事をめぐる裁判の出廷に向け、北の湖部屋を出る北の湖前理事長=16日、江東区の北の湖部屋(吉澤良太撮影)
 八百長疑惑記事をめぐる裁判で、証言するため東京地裁に向かう日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午後1時4分、東京・霞が関

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