【大相撲八百長訴訟（６）】「理解できない」「デタラメだ」…板井氏の八百長証言に北の湖前理事長 (2/4ページ)

　《ここから具体的な取り組の話に移り、記事が指摘している疑問点についてのやり取りが続いた。北の湖前理事長は１つ１つ説明し、疑惑の否定に終始した》

　相撲協会側の代理人「得意の形になっても負けることがあるということですね？」

　北の湖前理事長「勝負の世界に絶対はありません」

　相撲協会側の代理人「（記事には）北の湖は金銭的に困っていた。（勝ち）星を売る横綱として有名だったと書いてあるが本当ですか？」

　北の湖前理事長「それはでたらめです」

　相撲協会側の代理人「（元小結の）板井（圭介氏）が昭和５９年名古屋場所でも５０万円で勝ちを譲ったという記事がありますが、本当ですか？」

　北の湖前理事長「それは事実ではありません」

　相撲協会側の代理人「取り組みの前日に（仲介人とされる）栃剣に話を持ち掛け、（付き人の）○○さんを通して交渉したという話は？」

　北の湖前理事長「ありません」

　相撲協会側の代理人「翌日、八百長についてはＯＫと返事をしましたか？」

　北の湖前理事長「ありません」

　相撲協会側の代理人「５０万円を○○さんからもらったということはないのですね」

　北の湖前理事長「ありません」

　相撲協会側の代理人「板井圭介氏は作り話をしているということですか？」

　北の湖前理事長「そうです。理解できません」

　相撲協会側の代理人「それ（指摘されている）以外についても、八百長はありませんか」

　北の湖前理事長「一切ありません」

　相撲協会側の代理人「相撲界（全般）に八百長はあると思いますか？」

　北の湖前理事長「ないと思います」

　相撲協会側の代理人「（現役力士だった）板井氏はどうして八百長があったといっているのですか？」