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【大相撲八百長訴訟(4)】「八百長が増えている」?…元理事長が全力士に“注意” 録音テープも存在!? (4/5ページ)
このニュースのトピックス:民事訴訟
《ここで、講談社側の代理人による主尋問が終了。相撲協会側の代理人が反対尋問に立った。質問は、記事が指摘する昭和50年春場所での八百長のやりとりについてだ》
相撲協会側の代理人「千秋楽の一番と、優勝決定戦のいずれも八百長だということですが、八百長をやるのに2番(回)もやるのでしょうか。優勝決定戦だけでもいいのではないですか」
武田氏「よくあることですよ。北の湖さんは本割(取組表に従って行われる取り組み)の成績をすごく気にされている方で、本割で負けることには抵抗があったと聞いています」
《つまり、武田氏は、優勝決定戦で北の湖が故二子山親方にわざと負け、優勝を譲る代わりに、本割での勝ち星をもらう、という事前の取り決めがあった可能性を指摘しているようだ》
相撲協会側の代理人「2つも八百長をやるということは、(八百長したことがばれて)世間に非難されるリスクがあると思いますが…」
武田氏「非難ですか? 誰がするんですか?」
相撲協会側の代理人「いや、あなたのような記事を書く方がね…」
武田氏「今までそんな人、誰がいました?」
《これまで八百長を黙認してきた、相撲協会やメディアを批判するかのように、武田氏は声を荒らげた。裁判長が『質問に答えてください』と間に入る》
武田氏「北の湖さんは、そういうリスクを感じていらっしゃらなかった。そういう時代ではなかったんです」
相撲協会側の代理人「(八百長の相談は)いつされたのですか」