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【大相撲八百長訴訟(4)】「八百長が増えている」?…元理事長が全力士に“注意” 録音テープも存在!? (3/5ページ)

2008.10.16 15:37
このニュースのトピックス民事訴訟
北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区

 《記事で指摘されている故二子山親方と北の湖前理事長の取り組みは、具体的にどの部分から八百長と判断できるのだろうか。講談社側の代理人が尋ねると、武田氏は『あの場面で貴ノ花だったら簡単に投げられたりはしない』『優勝決定戦で、普段は相手を挑発することのない(故二子山)親方が、北の湖に対してつかかるような態度を見せている』『取り口(技)が北の湖らしくない』と、不自然に感じた点を挙げた。続いて代理人は、八百長に対する相撲協会の見解について質問した》

 講談社側の代理人「八百長について協会は、公式にはどのような態度をとっていますか」

 武田氏「公式には『存在しない』と言っています」

 講談社側の代理人「『故意による無気力相撲』については、どうでしょうか」

 《『故意による無気力相撲』とは、わざと力を抜いて相撲を取ることで、八百長とほぼ同義だ》

 武田氏「(相撲協会内に)懲罰規定があるが、発動されたことはないのではないでしょうか」

 講談社側の代理人「対内的には、(相撲協会の八百長への見解は)どうでしょうか」

 武田氏「1989年、91年に当時の二子山理事長が全力士、全師匠の前で『最近とみに八百長が増えている。俺たちの目は節穴ではないぞ』と言っています。この場には、板井さん(圭介・元小結)もいて、会話を録音したテープを持っていらっしゃいます」

 講談社側の代理人「(相撲協会は)八百長があるのを前提としている、ということですね」

 武田氏「はい」

 講談社側の代理人「あなたは、これらの記事でどういうことを訴えようとしたのですか」

 武田氏「力士たちはやりたくもない八百長をやらされていて、許せません。(八百長の強制は)力士たちの魂を汚しており、腹立たしい。藤島部屋についても、悪の連鎖を断ち切ろうと部屋を立ち上げたのに、(八百長をしていると武田氏が指摘する二子山部屋と合併することになり)憤懣やるかたないと。その(問題的の)一助になれば、と一連の記事を書きました」

このニュースの写真

北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区
八百長疑惑記事をめぐる裁判の出廷に向け、北の湖部屋を出る日本相撲協会の北の湖前理事長=16日午前11時、東京都江東区
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