【大相撲八百長訴訟（３）】“ネタ元”は憲子さん…「貴乃花の初優勝も八百長」とライター証言 (3/4ページ)

　武田氏「ほかもいるがメーンは憲子さんです。藤島部屋での取材窓口は憲子さんだった。どういうスケジュールか、とか書いた記事の評価もしてくれた」

　講談社側の代理人「いろいろな話とは？」

　武田氏「裏側の話などいろいろな話をしてくれました。床山や行事がどのようにこの世界に入ってきて、どのような生活をしているのか、とか」

　講談社側の代理人「憲子さんから、特定の取り組みが八百長だったなどの話はありましたか」

　武田氏「１９７５年３月２１日、『（憲子さんのご主人の）貴ノ花と北の湖が対戦したときは八百長だった』と話していました。春千秋楽の結びの一番と優勝決定戦の２番です」

　講談社側の代理人「それ以外はありますか」

　武田氏「（長男の）貴乃花（親方）の初優勝のときが八百長だったといっていました。ただし、貴乃花が主導ではなく、親方が裏で手を回したということです。親方というのは亡くなった二子山親方です」

　講談社側の代理人「それは９９年初場所のことですか」

　武田氏「そうです」

　講談社側の代理人「貴乃花自身は知っていたか」