李承晩は 1899年 1月に大韓帝国政府によって逮捕され、1904年 8月まで満5年 7ヶ月間ソウル鐘路瑞麟洞にある漢城監獄で獄中ですごしました。

投獄された理由は、自分が直接創刊に関与した言論媒体を通じて、高宗皇帝の補修政権を辛辣に批判したことと、独立協会・万民共同会の委員として反政府デモを組職し先導し、高宗の怒りに触れたためです。

どういうことかというと、1898年 11月19日に、李承晩が中枢院衣冠に任命された後、高宗皇帝を退位させて、新しい王を擁立し、日本に亡命中の急進的改革派の朴泳孝を迎えいれて、新しい革新内閣を組職する政治改革を推進したからなのだそうです。





■李承晩（推定28歳頃　最左・黒パンツ）　と　仲間たち　（独立協会会員　in　漢城監獄）
ユ・ドングン　金リーン　安国善　ガングワンダル　洪再起　劉成俊　李商在　キム・ジョン式（順不動）

逮捕後、李承晩は死刑宣告を受けてます。しかし裁判過程で、李承晩の疑いが立証されず、 結局、1899年 7月11日に開かれたピョングリンワン公判において、単純な脱獄未遂罪で終身刑宣告になりました。脱獄未遂罪になった理由は、ギョングムチォング拘置所に収監されている時、同志二人と一緒に脱獄を企て失敗した事があるからです。参照で、この時、催正式(崔廷植)という人が死刑になったそうです。（李承晩博士記念事業会http://www.syngman.or.krをコピーしたサイト参照。元はリンク切れ）


結局、李承晩は閔泳煥の働きかけで1904年8月に特赦を受けます。その後、高宗の親書を持ってアメリカに渡ります。パスポートはこんな感じでしょうか？年代は不明ですが、李承晩のものなのでおまけでＵＰ。