韓国人のいう「世界学者」は、果たして「日本を征服した韓国」などと主張したか
を検証するシリーズの第二回です。
前回の検証で
井上光貞『日本国家の起源』の引用内容は
すべて捏造。
本人は逆に「朝鮮を征服した日本」を認めていた。
という大変お粗末な結果となりました。
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=97122
今回は大野晋氏が『日本語の世界』(1980)に記したとされる、この文章を検証します。
"韓国人は日本人に金属使い方を教えて, 冶金・金工技術を伝えたし,染め付け・皮革製造・機織造・瓦製造・医学・暦法・天文学・仏像作り・お寺建築・塔建築 など すべてのものを教えた”(‘日本語の 世界’, 1980)
【引用者】
fpasp
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=96988
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=97023
japenismonky
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=96048
rape_masako
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=97167
他、多数。
よっぽど誇らしいのか、青組は頻繁に引用しています。
ちなみに大野晋氏は国語学者です。
古代史は専門外。
専門外の学者の発言の、どこがそんなに有り難いのか私には理解できません。
そして、「韓国が日本を征服した」ことを主張する文章でもありません。
無視してもいいのですが
せっかくなので原典を確認しましょう
帰化人の中には、漢語を語り、漢字を書き、漢文をつづりうる者がいた。それは、すでに述べたように倭の国々の王が漢王あるいは魏王に使節を送って外交上の好誼を求める場合、是非必要な人たちだった。この最も古い帰化人の第一の仕事は、外交使節文書を作成し、時には外交使節となって大陸に赴き、あるいは外来の客を接待することにあっただろう。
また帰化人は倭人に金属の使用を教え、冶金、金工の技術を伝えた。染色、製皮、機織などについても、在来の方法は革新されただろう。瓦造りなども、従来知られない技術が与えられたことだったろう。さらに帰化人は医学、暦法、天文学などを日本に持ち込み、宮廷を中心として貴族の社会にそれを広めた。そして彼らの仕事の最大のものは、仏教と儒教と律令とを日本に伝えたことである。またそれと並行する造仏・造寺・造塔は、金工・冶金・土木などの綜合として、当時の人の目を見張らせるものだったに相違ない。
(187-188頁)
「韓国人」ではなく「帰化人」です。
韓国人≠帰化人
さっそく捏造発覚。
「帰化人=韓国人の祖先ですね!捏造ではないですね!」
そう仰る青い難読症患者のために説明いたします。
著者の大野氏が言う帰化人は、漢人(古代中国人)が主体です。
それはこの後に続く文章で明言されています。
大野氏は帰化人を第一、第二、第三に分けて
「第一の帰化人は漢人である。」(190頁)
=「上古音」を伝えた、楽浪郡壊滅時後に朝鮮半島南部に逃げた漢人。
「第二の帰化人は百済の滅亡の時期、また高句麗の滅亡(668年)の後、つまり六世紀後半から七世紀後半にかけて日本に来着した人々である。」(189頁)
=「呉音」を伝えた、百済系の亡命者。百済在住だった漢人含む。
「第三の帰化人とは、唐の都が長安に置かれてから、その長安の発音を身につけて日本に来着した漢人である」(202頁)
=「漢音」を伝えた漢人。
大野氏は国語学者で、この本は「日本語の 世界」と銘打っていますので、当然こうした区分になるでしょう。
そして、本の何処にも「全てのものを教えた」とは書いてありません。
染色、製皮、機織については「在来の方法は革新されただろう。」として、それ以前にも日本に存在していたことが示唆されています。
やっぱり捏造。
主語を変えただけでも、意味がまったく違ってきますね。
最小の捏造で最大の効果。
さすが、捏造慣れしてますw
韓国人よ。
帰化人を韓国人にすり替えることで、中国人の業績も横取りしたかったのかね?
まったくもー。
君たちは あれかな?
捏造しないと死んでしまう生物なのかな?
捏造じゃない、確かに該当する記載はあると反論したいのなら、該当頁と原文ママの引用を提示してください。
話はそれからです。
*次回は皆さんお待ちかね!
韓国人の救いの女神、 Jon Carter Covellをお送りする予定です。