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【大相撲】強敵・週刊現代記者が、横綱の取り組みを毎日チェックします朝青龍4連勝、だが格下相手に不安材料も ~ 春場所6日目OhmyNews編集部(2007-03-16 21:19)
土俵に上がり、連日変わらぬ厳しい表情を見せる横綱・朝青龍。男の子の「頑張れー!」という大きな声が印象深かった。そして、声が届いていたかどうか定かではないが、朝青龍は声の主に応える結果を出した。
大相撲春場所6日目、取り組みの相手は前頭・旭天鵬だ。朝青龍は立ち合い後、上手が取れず、その体勢がしばらく続いた。「よもや」とも思われたが、再び朝青龍が前に出た次の瞬間、旭天鵬は「ごろん」と吹き出しが聞こえてきそうな形で後ろに倒された。決まり手は切り返し、これで朝青龍は4連勝となった。 「旭天鵬得意の四つに持ち込んで上手まで取って、若干時間はあったのにねえ。しかし上手の取れない横綱っていうのはどうなんだろう。絶好調というわけでもないですね」 ノンフィクションライターの武田頼政氏は、疑惑の目で取り組みを観察しているためか、すっきりしない様子。4連勝ということで調子をつけた形にはなるが、格下の相手の上手を取れず、コンディション万全には見えない点を懸念している。 明日は初顔合わせの前頭・春日王、彼は結果をどう見るだろうか。 「春日王は今、絶不調ですからね。まあ、普通にやれば普通に勝つでしょう。だから中日(8日目)に当たる稀勢の里あたりに本当に期待していますよ」 小結・稀勢の里の明日7日目の相手は6連勝中の大関・栃東である。 『週刊現代』でも書いていたように、稀勢の里と栃東はどちらもガチンコ力士。朝青龍の取り組み同様に期待している一番ではないだろうか。 「これもいい相撲でしょうね。栃東は今日も完璧で、素晴らしい試合をしました。優勝ラインにも乗れるでしょう。だから、稀勢の里はもちろんですが、栃東にも期待しています」 こうして、全勝を続ける栃東や、勝ちの流れが出てきた朝青龍など、見どころが定まりながら大相撲は進む。ガチンコ力士である稀勢の里や栃東の他、不自然な連敗を『週刊現代』誌面でも再三指摘されていた関脇・琴光喜との取り組みも待っている。 ここまで勝っているのなら、この際、明日も勝つ方が盛り上がるというものだ。 さあ、春日王に対して朝青龍は「普通に」勝てるだろうか? 【関連記事】 ガチンコで春場所初日から大荒れ!疑惑の朝青龍に土<初日> 朝青龍、連敗スタートで「いきなりがけっぷち」<2日目> 朝青龍、気迫の1勝目で立て直しなるか<3日目> 星戻した朝青龍、焦点は中日あたりか<4日目> 安馬になど負けない!朝青龍3勝へ<5日目> 朝青龍4連勝、だが格下相手に不安材料も<6日目> 朝青龍、明日・稀勢の里戦がカギになるか<7日目> 朝青龍、品ないケリでも優勝争いに名乗り<8日目> 「どうやって勝とうかな、っと」朝青龍ゆるい1勝で星伸ばす<9日目> 朝青龍、真剣勝負でまたも勝つ<10日目> 見えてきたストーリー、千秋楽に決定戦か<11日目> 朝青龍、順調に10勝目_明日の波乱はあるか?<12日目> 今夜がヤマ場だ!携帯飛び交う終盤戦の魅力<13日目> ついに追いついた朝青龍、白鵬への流れを止めるのか<14日目> あっけなかった決定戦、「でもこれこそガチンコだったかも」<千秋楽> |
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